太りやすい季節は夏だった！原因と秋冬にかけて痩せやすい理由も解説

日本は年間を通して四季があり、季節によって過ごす環境が大きく変わります。

実はこの変化によって、人間の体が太りやすくなったり、痩せやすくなったり…といったことが実際にあるのです！

多くの方は「太りやすいのは冬、痩せやすいのは夏」というイメージを持っていますが、実はそんなこともありません。

実は夏が太りやすい季節である理由

日本人が太りやすい季節は夏！

結論から言うと、日本人が最も太りやすい季節は夏。

夏は気温が高く汗をかくため痩せやすい季節だと思われがちですが、実は四季の中でも、夏は特に太りやすい季節と言われています。

「夏太り」なんて言葉があるのはご存じでしょうか。

夏太りとは、気温の高い夏の時期に体重が増えることを指す言葉です。

夏に太りやすくなる原因を知って賢く対策することで、夏の太りやすさを防ぐことができますよ。

夏が太りやすい3つの理由

四季を通して最も太りやすい季節は夏、という意外な事実に驚いた方も多いのではないでしょうか。

それではここからは、夏が太りやすい理由を3つ、解説していきます。

冷たい食べ物や飲み物の摂取で代謝が低下する

夏は暑さのせいでアイスや冷たいドリンクなどを飲む機会が増えます。

意識せずとも日常生活の中で、冷たいものを口にしている方は本当に多いんです。

実は、このように冷たいものを頻繁に飲むと体が内側から冷えてしまい、基礎代謝が低下する原因に。

また、体を冷やすことで内臓の働きも鈍くなり、消化・吸収がスムーズに行われなくなることもあるのです。

冷たい食べ物・飲み物の摂取は暑い夏に熱中症にならないための予防策としても大切なことですが、何も考えずに摂取し続けると、知らない間に太っていた…なんて事態に陥ってしまいます。

暑さによる活動量の低下

夏は気温が高いせいで外出や運動が億劫になりがちですよね。

気温が高く汗をかきやすい季節…とはいっても、本当に汗をかく日中に外出して体を動かす人は少ないですし、そもそもそんなことをすれば熱中症まっしぐら。

だからこそ夏は自然と活動量が減り、カロリー消費も少なくなります。

さらには暑さによる疲れで早めに寝てしまったり、エアコンの効いた部屋で長時間過ごしたりと、体を動かす機会が減少する方が大半。

そう考えると、暑い夏でもなかなか痩せず、逆に太りやすくなるというのもうなずけますよね。

エアコンは便利ではありますが、以下のような理由で日本人が夏に太りやすくなる原因を作り出しているという点も忘れないようにしましょう。

夏を乗り越えるために必須のエアコンですが、使い過ぎは良くありません…。

さっぱりとした高カロリー食品の摂取が増える

夏は食欲が落ちやすく、ついさっぱりとした食品を選びがちですよね。

冷たい麺類やジュース、アイスなどが代表的ですが、これらは意外にも糖質やカロリーが高いものが多いです。

その結果、栄養バランスが偏り、糖質や脂質の摂取が増えてしまうため、体に脂肪がつきやすくなることにもつながるのです。

暑い日々が続くことによる食生活の変化も、夏に体重が増える原因の一つです。

【参考】夏に食べたくなる実はハイカロリーな食べ物

食べ物	カロリー（1食あたり）
アイスクリーム（バニラ 100g）	180 kcal
冷やし中華（具材込み）	500 kcal
そうめん（つゆ付き 1人前）	350 kcal
スムージー（フルーツ 1杯）	200 kcal

ダイエッター必見！秋から冬にかけてが痩せやすい季節である理由

意外にも夏が四季の中で最も太りやすいということがわかりましたが、それでは痩せやすい季節はいつなのか知りたいですよね。

結論を言うと、最も痩せやすい季節は秋から冬にかけての気温が下がる時期だとされています。

ここからは、秋から冬にかけてが痩せやすい季節である理由を紹介していきます。

寒さに備えて代謝が上がる

秋から冬にかけて気温が下がると、体は寒さに備えようと自然と代謝を高めます。

これは体温を維持するために、エネルギーをより多く消費する必要があるからです。

そのため冬にかけては代謝が通常よりも上昇し、脂肪の燃焼効率が良くなるため痩せやすい状態になります。

また、外気の冷たさで体が冷えを感じると、筋肉が縮小して熱を発するという体の働きにより、秋から冬はエネルギー消費が増加し、カロリーを消費しやすくなるのです。

食事が美味しくなり満足感が得られる

秋から冬にかけての時期は食材の旬が豊富で、栄養価の高い食事が取りやすい季節です。

サツマイモやカボチャ、キノコ類、秋鮭など、秋ならではの食材はビタミンやミネラルが豊富で、体に必要な栄養素をしっかりと補給できます。

さらに、寒い時期には温かい料理が恋しくなり、鍋やスープなど体を温める食事を摂る機会が増えます。

カロリーを抑えつつおいしい食事がとれることでダイエット中でもストレスを感じにくく、さらには温かい食べ物が中心になり体が温まることも相まって、健康的に痩せやすいのが秋から冬の季節の特徴なのです。

生活リズムが整いやすい

秋から冬にかけては夏のイベントシーズンが終わり、生活リズムが整いやすくなります。

暑さによる寝苦しさもなくなり、しっかりとした睡眠がとれるため、体の調子も整います。

十分な睡眠は精神面の安定に繋がるためダイエットにおいても重要で、食欲のコントロールをしやすくなる要素のひとつなのです。

また、夏に比べて活動量が増えやすいのも秋冬の特徴！
気温が低いと屋外でのウォーキングやジョギングも楽しく、日常の活動量が増えることで消費カロリーもアップします。

太りやすい夏はどう過ごす？夏太りを防ぐための過ごし方の注意点

それでは最後に、太りやすい夏をどう乗り越えて秋冬を迎えるべきなのか、過ごし方の注意点を詳しく解説していきます。

冷たいものの摂りすぎに注意

暑い夏はアイスクリームや冷たい飲み物に手が伸びがち。

しかし、冷たいものを摂りすぎると体が冷えて基礎代謝が低下し、脂肪が燃えにくい状態になります。

さらに、冷たい食べ物は食欲を満たしにくく、満腹感を感じにくいことも。

これが結果として食べ過ぎ、そして太りやすさにつながります。

夏でも温かいお茶やスープなどを食事に取り入れることで、体を内側から温める工夫が大切です。

氷をたっぷり入れた飲み物ではなく、常温の水やホットドリンクを飲むことで代謝を保ち、太りやすい体質になるのを防ぐことが可能ですよ。

夏でも無理なく続けられる運動を取り入れる

夏は暑さのために外出を控えたり、運動を避けたりといったことが原因で活動量が減り、カロリー消費も少なくなります。

だからこそ、無理のない範囲で、夏でも続けられる運動を取り入れることが大切です。

涼しい室内でできるストレッチやヨガ、軽い筋トレなど、夏でも気軽に続けやすい運動を意識して取り入れていきましょう。

また、早朝や夕方など気温が比較的涼しい時間帯にウォーキングやジョギングをするのも効果的です。

汗をかきやすい夏こそ、適度な運動とこまめな水分補給を意識し、無理なく体を動かす習慣を持ちましょう。

さっぱり食材でも栄養バランスを意識する

夏は食欲が落ちて、さっぱりとした麺類やサラダだけで食事を済ませてしまうことが多くなりがち。

こうした食事を続けていると栄養バランスが偏り、体重の増加につながりやすいので注意が必要です。

さっぱりとした食材を取り入れつつも、たんぱく質やビタミンをバランスよく摂ることを心がけましょう。

食事の満足感が増すと間食の抑制にもつながり、夏太りも防ぐことができますよ。

まとめ：季節ごとの太りやすさ・痩せやすさを知って賢くダイエットしよう！

最後に、本記事の内容をおさらいしましょう。

解説したポイントを簡潔にまとめると、以下のとおりです。