体重が増えた！とショックを受けている方へ向けた気持ちのリセット術

痩せたい、太りたくないのに体重が増えてしまったということで大きなショックを受けてしまう方は少なくありません。

特にダイエット中の方にとって、日々の体重の増減というのはかなり気になるところであり、少しでも体重が増えていると焦ってしまうものです。

ただし！本気でダイエットをしたいのであれば、数グラム～数キログラムの短期的な体重の増減をいちいち気にしていてはいけません。

体重が増えてショックな人のためのアドバイス

体重が増えてしまう原因を正しく知ろう

体重が増えてしまったと発覚した時、痩せたい女性のうちのほぼ全員がショックを受けるはず。

でもちょっと待ってください！

体重の増加にはさまざまな原因がありますが、実はその多くが一時的なものなのです。

まずは冷静になって、自分の体に何が起きているのかを考えてみましょう。

食事量が増えたことによる一時的な増加

「昨日、ちょっと食べ過ぎたかも…」と思った翌日に体重計に乗ると、予想通り数字が増えていてショックを受ける…このような経験がある方は多いと思います。

でも、この体重増加は一時的なものがほとんど。

つまり、昨日食べすぎたケーキやラーメンの影響で体重が増えたとしても、それは体脂肪ではなく、「一時的な体内の重さ」が原因。

翌日以降は少し食事内容を調整してバランスを取り、野菜やたんぱく質を中心に体が欲しがる栄養をしっかり摂れば、数日後には体重が元に戻ることがほとんどです。

水分や塩分摂取による体内の水分増加

「昨日たくさん飲み食いしたわけじゃないのに、体重が増えてる！」と感じたことはありませんか？

その原因はもしかすると、体内の「水分」が関係しているかもしれません。

特に、塩分が多い食事を摂った場合、この傾向は顕著です。

体は塩分を取りすぎると、水分を溜め込もうとする働きがあります。

これは体内の塩分濃度を一定に保つための自然な反応であり、その結果、むくみが出たり、体重計の数字が増えたりすることに。

また、水分の摂取量が多い場合も、体重が一時的に増えることがあります。

ただし、この場合の増加は「脂肪」ではなく、「体内の水分量」によるものなので心配は不要。

たとえば、スポーツドリンクなどをたくさん飲んだ場合、一時的に水分が体に溜まりますが、体が排出すれば自然に元に戻ります。
体重が増えた理由は体内に水分が溜まっているだけと分かれば、気持ちも楽になりますよね。

筋肉量が増えた場合も体重が増える

運動を頑張っている方の体重が増えた場合、筋肉が増えたことが原因かもしれません。

筋肉は脂肪よりも密度が高いため、同じ体積でも筋肉の方が重いです。

つまり、体脂肪が減り筋肉がついてきた結果、体重が増えることがあるというわけです。

筋トレを始めたばかりの頃は特に筋肉量が増えやすい時期なので、体重計の数字に一喜一憂せず、「見た目」や「体の調子」を重視するのがポイント。
鏡で全身を見たり、普段着ている服のフィット感をチェックするなど、数字以外の変化を感じるのもおすすめです。

ホルモンバランスの影響

女性ならではのホルモンバランスの影響で体重が増えることもあります。

特に、生理前やストレスが溜まっているときに体重が増えやすいと感じたことはありませんか？

生理前は「プロゲステロン」というホルモンの分泌が増えるため体が水分を溜め込みやすくなり、その結果、むくみやすくなったり体重計の数字が増えたりすることも。

また、ホルモンの影響で甘いものが無性に食べたくなり、食べ過ぎてしまうことも原因のひとつです。

ストレスを感じると分泌される「コルチゾール」というホルモンも体重増加に関係します。
このホルモンは、体に脂肪を蓄えようとする働きを持っているため、ストレスが続くと体重が増えやすくなるのです。

ダイエット中の体重変化に振り回され過ぎないことが大事

ダイエット中、体重計の数字が上がったり下がったりすることに一喜一憂してしまうのはよくあることです。

しかし体重は毎日のように変動するもの。

短期的な増減に振り回されるよりも、長い目で見て結果を判断することが大切です。

たとえば、先ほどお話しした通り水分を多く摂取した日や、前日に塩分が多い食事をした場合、翌日の体重が一時的に増えることはごく普通のこと。

一方で、発汗が多い日や食事量が少なかった日にはがくっと体重が減ることもあるでしょう。

しかしこのような日々の変動は、脂肪の増減とはほとんど関係ありません。

脂肪は長期間にわたって摂取カロリーが消費カロリーを上回ることで徐々に増えるものであり、短期間で1～2kg増えることがあってもそれが脂肪によるものではないと理解しておきましょう。

また、体重計の数字は、ダイエットの一つの指標ですが、それが全てではありません。

むしろ、体の見た目や健康状態に目を向けることの方が大切です！

一時的な体重の変化に一喜一憂するのではなく、長期的に見て自分の体がどう変化していくかを実感し、楽しむことがダイエットにおいては大切なことなのです。

体重が増えた時ショックを受けないために大切なこと3選

体重が増えた時、まずはショックを受けるかもしれません。

でも、そこで落ち込んでしまってはもったいないありません！

むしろ「なぜ増えたのか」を冷静に見極め、ポジティブに捉えることが大切です。

最後に、体重の増減に振り回されないためのポイントをご紹介します。

増えた原因を冷静に見極める

「体重が増えた！」と気づいた時、最初にするべきことは原因の確認です。

なぜなら、原因が分かれば対処法も明確になり、過剰に不安になる必要がなくなるからです。

例えば、前日に塩分が多い食事を摂った場合、水分を溜め込みやすくなり体重が増えることがあります。

また、便秘気味だったり、食べたものが消化されていない場合も体重に反映されることがあります。

この場合焦る必要は全くなく、気づいた時から食生活に注意すればすぐに元に戻ることがほとんど。

体重が増えた原因を冷静に見極めることで、数字に振り回されず、今後の行動に落ち着いて対処できるようになりますよ。

一時的な増加はできるだけ前向きにとらえる

体重が増えたと感じると、どうしてもネガティブな気持ちになりがちですよね。

でも、一時的な体重増加は、実は前向きに捉えることもできるんです。

例えば、「昨日の夜はおいしい食事を楽しんだ」という場合。

体重が増えたと感じたら、その背景にあるポジティブな側面を探してみましょう。
それが、無理なく続けられるダイエットの秘訣です。

長期的な視点で体重変化を管理する

体重管理で大切なのは長期的な視点を持つこと。

短期間での増減に一喜一憂してしまうと、ストレスが溜まり、ダイエットの継続が難しくなってしまうこともあります。

長い目で見て少しずつ前進していると実感できることが、モチベーションを保つコツです。

例えば、1日の体重変化は水分や食事の影響で簡単に数百グラム～1kgほど変動しますが、1週間単位で平均値を取ってみると、全体の傾向が分かりやすくなります。

また、体重以外のデータもチェックしてみましょう。
ウエストのサイズを測ったり、鏡で自分の体型を観察することで、数字だけでは分からない成果を実感できることもあります。

まとめ：短期間の体重の増減にショックを受ける必要はない！

最後に、本記事の内容をおさらいしましょう。

解説したポイントを簡潔にまとめると、以下のとおりです。