ダイエットをしているけど、生理中はなんだか痩せにくい気がする…。
このように感じたことがある女性は多いはず。
せっかくダイエットをしているのに、月に1度痩せにくい期間が訪れるとテンションが下がってしまいますよね。
そこで本記事では、生理中に痩せにくい原因や、その期間を上手に乗り切るコツを詳しく解説します!
生理中はなぜ痩せにくい?
- ホルモンバランスの変化が影響している
- 水分を溜め込みやすくなるため
- 食欲が増えやすい時期だから
生理中に痩せにくいのはなぜ?3つの理由
「生理中はダイエットしてもなかなか効果が出ない気がする…」と思ったことはありませんか?
実は、生理中に痩せにくいのは女性特有の体の仕組みが大きく関係しているんです。
ここでは、その理由を3つのポイントに分けて解説します。
- ホルモンバランスの変化が影響している
- 水分を溜め込みやすくなるため
- 食欲が増えやすい時期だから
ホルモンバランスの変化が影響している
生理中に痩せにくい主な理由は、ホルモンバランスの変化。
女性の体は、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の影響を受けながら周期的に変化しています。
生理中はプロゲステロンが減少し始め、体がその変化に対応するためにエネルギーを蓄えようとする時期。
そのため、ダイエットをしても思うように体重が減らないことが多いんです。
水分を溜め込みやすくなるため
生理中は体が水分を溜め込みやすい状態になります。
これは、ホルモンの影響で体内の水分バランスが崩れやすくなるためです。
その結果、むくみが出たり、体重が一時的に増えたりすることも。
この体重増加は脂肪が増えたわけではなく、ほとんどが水分によるものなので安心してください。
生理が終わればむくみが解消され、体重も自然と元に戻ることがほとんどです。
食欲が増えやすい時期だから
生理中に「甘いものがどうしても食べたい!」「ジャンクフードが食べたい!」など普段感じないような食欲に困った経験はありませんか?
これは、ホルモンバランスの変化で血糖値が安定しにくくなり、炭水化物や甘いものへの欲求が高まるためです。
特に疲れやすい生理中は、ついつい食べ物に手が伸びてしまいがち。
生理中のダイエットで理解しておくべきこと
生理中に痩せにくい理由を理解したら、次に考えたいのは「その時期にどう過ごすか」です。
この時期は体調が不安定になりやすいため、無理なく健康的に過ごすことがポイント。
ここでは、生理中のダイエットに関して理解しておくべきことを解説します。
- 無理な減量は体に負担をかける
- リラックス期間と捉えてOK
- 軽い運動で体をほぐすのがおすすめ
無理な減量は体に負担をかける
生理中はホルモンバランスの変化や体の水分量の増減が激しい時期。
ダイエットに一生懸命取り組んでいると、「このタイミングで頑張ればもっと痩せられるのでは?」と思いがちですが、無理な減量は体に大きな負担をかけてしまいます。
特に、カロリーを極端に抑える食事制限や、激しい運動はNG。
このような行動は体調を崩すだけでなく、ホルモンバランスをさらに乱す原因にもなります。
リラックス期間と捉えてOK
生理中は体がデリケートな状態になると同時に、心も不安定になりがちな時期。
この時期は「痩せなきゃ」と焦らず、リラックス期間と捉えるのがおすすめです。
この時期を自分を甘やかす時間として活用することができれば、ストレスが軽減し、ダイエットが長続きするきっかけにもなります。
生理中の1週間だけはダイエットを意識しすぎず過ごすのが良いんだね♪
軽い運動で体をほぐすのがおすすめ
生理中は激しい運動を避けるべきですが、全く動かないというのも、健康に良くありません。
そんな時は軽い運動を取り入れることで、むくみの解消や血流の改善が期待でき、体が軽く感じられるようになりますよ。
おすすめは、ヨガやストレッチ、ウォーキングといった低強度の運動です。
たとえば、朝の散歩で新鮮な空気を吸うだけでも、気分がリフレッシュされて心地よく過ごせます。
ダイエット中の生理期間におすすめの食事と生活習慣
生理中は体調が不安定になりやすく、普段と同じ食事や生活をしているだけではダイエットが進みにくくなってしまうことが多いです。
だからこそ、この時期に適した食事や生活習慣を取り入れることが大切。
ここでは、生理中に特に意識したいポイントを3つに分けて解説します。
- 鉄分やビタミンを積極的に摂取しよう
- 塩分控えめでむくみ対策を
- 質の良い睡眠を心がける
鉄分やビタミンを積極的に摂取しよう
生理中は鉄分が不足しがち。
鉄分が足りないと貧血になりやすく、疲れやすさやイライラを感じる原因となってしまいます。
そのため、鉄分を含む食材を積極的に取り入れていきましょう。
- レバー
- 赤身の肉
- ほうれん草
- 小松菜
また、鉄分の吸収を助けるビタミンCも一緒に摂ると効果的です。
例えば、ほうれん草のおひたしにレモンを絞ったり、赤身肉の料理にピーマンやブロッコリーを添えたりなど、鉄分の具材にプラスαしてみましょう!
塩分控えめでむくみ対策を
生理中はむくみが気になる方も多いですよね。
むくみを軽減するには、塩分を控えめにした食事を心がけることがポイントです。
味付けを薄めにし、しょうゆや塩を使いすぎないように注意しましょう。
さらに、むくみを解消するカリウムを含む食材もおすすめです。
- バナナ
- アボカド
- きゅうり
また、水分補給も忘れずに。
常温の水やお茶を積極的に飲んで、体内の循環を促すようにしましょう。
質の良い睡眠を心がける
生理中はホルモンバランスの影響で睡眠の質が低下しやすい時期でもあります。
質の良い睡眠を取ることは、ダイエットだけでなく、心と体を整えるうえでも実はとても重要。
リラックスするために、寝る前にホットミルクやそば茶を飲んでみてはいかがでしょうか。
また、寝室の環境を整えることも大切。
スマホやパソコンは寝る1時間前には控え、照明を落としてリラックスできる空間を作りましょう。
生理中は痩せにくい…生理前と整理後はどうなの?
生理中に痩せにくい理由はわかったけれど、「生理前や生理後はどうなんだろう?」と気になる方も多いですよね。
実は、生理前・生理中・生理後それぞれで体の状態が大きく変わり、それに合わせてダイエットの進め方を変えるのが効果的です。
最後に各時期の特徴と痩せやすさについて解説します。
生理前は「体が溜め込みやすい時期」
生理前の1~2週間は、黄体ホルモン(プロゲステロン)が増える時期。
このホルモンは、妊娠に備えてエネルギーや水分を体に蓄える働きを持っています。
そのため、むくみや体重増加を感じやすく、痩せにくい時期と言えます。
また、ホルモンバランスの影響で甘いものや脂っこい食べ物が欲しくなることも。
過食につながりやすい時期なので、間食を控えたり、野菜やたんぱく質を多めに摂るよう意識しましょう。
この時期は「維持する期間」と考え、無理に体重を減らそうとしないことがポイントです。
生理後は「痩せやすいゴールデンタイム!」
生理が終わった後の約1~2週間は、女性にとって「痩せやすいゴールデンタイム」と呼ばれる時期。
この時期は、卵胞ホルモン(エストロゲン)が増加し、代謝がアップします。
さらに、気分も安定しやすくなるため、ダイエットに集中しやすいのが特徴。
この時期は、有酸素運動や筋トレを積極的に取り入れるのがおすすめ。
基礎代謝が高まっているため、運動の効果を実感しやすいでしょう。
また、たんぱく質を意識的に摂取することで、筋肉量を増やし、さらに代謝を高めることができます。
生理中に痩せにくい理由と対策まとめ
最後に、本記事の内容をおさらいしましょう。
解説したポイントを簡潔にまとめると、以下のとおりです。
- 生理中はホルモンバランスの乱れからどうしてもダイエット効果が得にくくなる
- むくみや食欲増加の影響で多少リバウンドしてしまうことも…
- 生理中は無理にダイエットをせず、休養期間として軽い運動をしつつリラックスして過ごすのがおすすめ
ダイエットは生理後がゴールデンタイム!
生理が終わったらまた、しっかりダイエットに取り組んでいきましょう。