食べ過ぎてむくんだらどうする？太るって本当？翌日すぐできる対処法5選

食べ過ぎた翌日に自分の姿を見て絶望したこと、ありますよね。

食べ過ぎによるむくみは誰にでもあること、と割と軽視されがちですが、実はあまり甘く見てはいけません。

むくみを放置してしまうと本当に太ってしまうきっかけになったり、女性の多くが悩むセルライトの原因になったりすることが実際にあるのです。

むくみを早く解消する過ごし方のポイント

食べ過ぎると体がむくんでしまう3つの原因

食べ過ぎた次の日、鏡を見た瞬間ぎょっとしたという経験をお持ちの女性は多いはず。

顔全体がパンパンになり、ひどい場合は目も満足に開かないほどむくんでしまうなんて状況は、実は誰にでも起こり得ます。

まずは、食べ過ぎると体がむくんでしまう3つの原因についてみていきましょう。

塩分の過剰摂取

塩分を過剰に摂取すると、体内のナトリウム濃度が高まり、水分をため込みやすくなってしまいます。

ナトリウムは細胞外液のバランスを保つために必要ですが、ナトリウムが過剰になると体内の水分を引き寄せ、むくみの原因になってしまうのです。

夜ごはんに塩分をたくさん含むメニューを食べ過ぎた場合などは翌日むくむリスクが高くなります。

例えば「〆のラーメン」なんかが代表的な例です。

糖分の過剰摂取

塩分がむくみの原因になることは割と広く知られていますが、実は糖分が多い食事をしてしまった場合でも、むくみの症状が出る場合があります。

糖分を多く含む食品を摂取すると血糖値が急上昇するのは想像に難くありませんよね。

この状態を調整するために、体は大量のインスリンを分泌します。

インスリンは血糖値を下げる役割を果たしますが、同時に腎臓でのナトリウム再吸収を促進し、体内に水分をため込む働きを強める作用があります。

その結果、体内に余分な水分が溜まり、むくみの発生につながります。

アルコールの影響

お酒を飲んだ翌日に体のむくみを実感する方は非常に多いです。

アルコールは血管を拡張させるため一時的に血液循環が良くなるように感じますが、実際には体内の水分がうまく循環せず、むくみを引き起こします。

また、アルコールによって体内の抗利尿ホルモンの分泌が抑制され、尿として排出される水分量が増えます。

体は水分不足を補うために水を体内に保持しようとするため、結果としてむくみが生じます。

お酒を飲み過ぎた次の日ほどむくみがひどくなるのは、その分アルコールで体が水分不足に陥っていた、ということなのです。

飲み過ぎの浮腫ってどうやってとるの？

— 🍼河西のぞみ🍼 (@supernonbocchi) March 15, 2023

むくんだ状態を放置すると太ってしまうって本当？

食べ過ぎてむくんでしまったとしても、時間がたてば自然にむくみが解消され元通りになると考えている方は多いです。

しかしむくんだ状態を放置することにより、実は太ってしまうリスクにまでつながることをご存じでしょうか？

たかがむくみ、されどむくみ。

むくみを放置することにより本格的に太ってしまう理由をわかりやすく紹介します。

むくみによる体重の増減幅は2～3キロになることも

まず、むくみによって体重がどれくらい変動するかを確認しておきましょう。

結論を言うと、なんとむくみだけで体重が2～3キロ増減することは珍しくありません。

見た目が大きく変わるのはもちろん、不要な水分が体内にため込まれているということですからその分体重も増加します。

むくみがそのまま脂肪になることはない！ただし…

むくみによって変わってしまった見た目や増えてしまった体重はとても気になりますよね。

しかし、むくみが直接脂肪に変わることはないので、その点は安心しても大丈夫です。

ただしむくみが長期間続くと、その影響で脂肪細胞が大きくなり、体の見た目に変化をもたらすこともあるという点は見逃せません。

むくみが発生すると体内のリンパ管から「脂肪酸」という成分が流れ出ます。

この脂肪酸は、周囲の脂肪細胞に吸収され、脂肪細胞が大きくなる原因となります。

さらに、むくみが慢性的になるとセルライトの原因にもなり、皮膚の下にある脂肪細胞が硬くなり凸凹した見た目を引き起こしてしまい、結果的に美容面での悩みが増えてしまうこともあるのです。

むくみを早く解消する！食べ過ぎた次の日の過ごし方のポイント

食べ過ぎた次の日にむくむのは、ある意味仕方のないことです。

しかしだからといってむくみを放置してしまうと、先ほどお話しした通り本格的に太ってしまう原因となってしまうのであまり軽視してはいけません。

そこでここでは、食べ過ぎた次の日のむくみをなるべく早く解消するための過ごし方のポイントをまとめて紹介していきます。

カリウムの多い食事を摂る

カリウムは体内のナトリウムバランスを整えるために重要なミネラルです。

カリウムを多く含む食材を摂ることで、体内の余分な塩分を排出しやすくなり、むくみの解消をサポートしてくれますよ。

カリウムが豊富な食材には、以下のようなものがあります。

これらの食材を意識的に取り入れることで、むくみの軽減に効果を発揮します。

特に朝食や昼食にカリウムを多く含む食材を取り入れると、1日の始まりに体調を整えることができます。

塩分を摂り過ぎないようにする

食べ過ぎた翌日は、塩分の摂取を控えることがむくみ解消に有効です。

塩分の多い食事は先ほど解説した通り、体内に水分をため込みやすくなります。

塩分の摂り過ぎを防ぐために意識すべきことは以下の通り。

少し意識して塩分の摂取量を減らすだけで体内のナトリウム濃度は適切に保たれ、水分を過剰にため込む状況を防げます。

運動や半身浴で汗を出すようにする

適度な運動や半身浴を行うことで、体内の余分な水分を汗として排出することができます。

運動は血行を促進しリンパの流れを良くする効果があり、また半身浴は体を温めることで新陳代謝を高めます。

むくみを解消したいときは、積極的に運動や半身浴で血行とリンパの流れを良くし、新陳代謝を高めて体内にため込まれている水分を排出していきましょう。

着圧ソックス・ストッキングを活用する

着圧ソックスやストッキングにはむくみを軽減する効果があります。

足元から徐々に圧力をかけることで、血流やリンパの流れを促進し、余分な水分を排出を促してくれるのです。

特に、長時間座りっぱなしの仕事や移動が多い日には着圧アイテムが非常に役立ちます。

水分をしっかり摂る

むくみを解消するためには、適度な水分摂取も重要です。

むくみ＝体内に水分がため込まれているというイメージから、むくんでいる日は水分摂取をなるべくしない方が良いようなイメージを持つかもしれませんが、それは大きな間違い。

水分を十分に摂ることで、体内の余分な塩分を排出しやすくなり、ため込まれてしまった不要な水分が排出されしっかりと循環させることにつながるのです。

まとめ

最後に、本記事の内容をおさらいしましょう。

解説したポイントを簡潔にまとめると、以下のとおりです。