食後のプロテインは太る？ダイエッターのプロテインとの上手な付き合い方

ダイエットにプロテインを活用する場合、飲むタイミングと言うのは非常に重要です。

目的に応じてプロテインを飲むタイミングを調整しなければ、逆に太ってしまうリスクもゼロではありません。

特に、食後のプロテインは人によっては太る原因となりやすいため注意が必要です。

ダイエット中のプロテイン摂取におすすめのタイミング

食後にプロテインを飲むと太る？

ダイエットにプロテインを取り入れているけれど、「食後に飲むと太るのでは？」と心配な方も多いですよね。

結論から言うと、プロテインを飲んで太るかどうかは1日の摂取カロリーが消費カロリーを上回るかどうかにかかっています。

プロテイン1回分のカロリーは約70～180kcal程度。

このカロリーが1日の全体的なカロリー摂取量にどの程度影響するかを考えてみましょう。

例えば、食事メニューでしっかりとカロリー制限を行い、さらに日中筋トレや運動を行い消費カロリーをアップさせている方の場合、食後プロテインを飲んだところでそれが太ることに直結するリスクは低いです。

一方で、カロリー制限なし、運動も特になしで食後にプロテインを飲んでしまった場合、純粋に1日のカロリー摂取量だけが増加することになるため、太る可能性は十分にあります。

運動しない知り合い女性らが「ダイエット用にプロテイン飲んでたら逆に太った」って話しててムズムズした

プロテインは飲めば痩せる魔法の粉じゃないから現状の食事に+したら太るだけ

接種過多な糖質代わりのタンパク質補強のためかトレ後の筋肉増強のためだよ、って言いたかったけどガマンした

— ハト🕊️トレーニング (@hatocapo) March 5, 2024

食後にプロテインを飲むのがおすすめな人

食後のプロテインは間違った知識で摂取してしまうとダイエットに逆効果ですが、人によっては食後のプロテインがおすすめな方もいます。

ここからは、食後にプロテインを飲むのがおすすめな人の3つのパターンを見ていきましょう。

プロテインを飲むと通常の食事量がキープできない人

もともと食事量がそこまで多くなく、プロテインを飲むだけでお腹がいっぱいになってしまい理想的な食事量がキープできない人は、まず通常の食事を摂ってからのプロテインがおすすめ。

プロテインにも栄養素はたくさん含まれてはいるものの、ダイエットの基本は通常の食事から栄養を摂取することです。

もともと食が細いなどの方は、まず通常の食事を摂ってから、食後にプロテインでタンパク質を追加するようにしてくださいね。

栄養バランスを整えるためにプロテインを飲んでいる人

毎日の食事でバランス良く栄養を取ろうとしているけど、タンパク質だけ足りない…そんな方には、食後のプロテインがピッタリです。

タンパク質は体を作る大事な素材。

通常の食事では摂り切れなかったタンパク質を、食後のプロテインで補填することが可能です。

筋肉量を増やしてウエイトアップしたい人

「筋肉量をしっかり増やしたい！」と考えている方にも、食後のプロテインはおすすめです。

通常の食事量をそのまま増やしてしまうと、たんぱく質以外に脂質などの摂取量が多くなってしまい、筋肉だけを重点的に増やすことが難しくなってしまうことがあるからです。

通常の食事にプラスしてタンパク質が多く含まれるプロテインを活用することで、効率よく筋肉量を増やすことが可能になります。

ダイエットのためにプロテインを飲むならおすすめのタイミング

ダイエットのためにプロテインを飲む場合、いつ飲んでも効果は同じというわけではありません。

実は、ダイエット目的でプロテインを飲むならおすすめのタイミングがあります。

ここからは、効果的に体重管理をしたい方のため、最適なプロテインの摂取タイミングをご紹介します。

起きてすぐ

人間の体は寝ている間にエネルギーが消費されるため、朝は体が栄養を欲しがっている状態。

起床直後にプロテインを摂取することで、体の代謝を早い段階から活発にし、日中のエネルギー消費を促進させることができます。

また、朝食としてプロテインを取り入れることで、朝から高たんぱく低カロリーのスタートを切ることが可能です。

食前

食事の20～30分前にプロテインを摂ることで、食事によるカロリーの過剰摂取を防ぐことが可能です。

プロテインはタンパク質を中心に栄養素がたっぷり詰まっており、飲むと満腹感を与えてくれる効果があります。

だからこそ、食事の前にあらかじめお腹に入れおくことで少ない量の食事でも満足感を得やすくなり、結果として総カロリー摂取量を抑えることに繋がります。

間食代わり

ダイエット中の間食は、つい高カロリーなものを選んでしまいがち。

しかし、間食時にプロテインを選ぶことで、空腹感を満たしつつ体に必要なたんぱく質を効率良く摂取できます。

プロテインは消化に時間がかかるため、次の食事までの満腹感を持続させることができ、うっかり間食をし過ぎてしまった…なんて失敗を減らすことにも繋がります。

就寝前

就寝前にプロテインを摂ることで、睡眠中の筋肉修復や成長がサポートされる効果があります。

夜間は体の修復作業が活発に行われるため、このタイミングでのたんぱく質摂取はダイエット中の体には非常に効果的です。

ただし、プロテインはタンパク質が豊富な分消化に時間がかかるため、就寝直前ではなく寝る1～2時間前に摂取するのがおすすめ。

お腹がいっぱいの状態よりも、ある程度空腹で睡眠に入った方が翌朝の目覚めが良くなりますよ。

ダイエットのためにプロテインを飲むなら知っておくべき注意点

ダイエット中にプロテインを上手に取り入れることは、効果的な体重管理につながります。

しかし、間違った使い方をすると逆効果になることも。

ここでは、ダイエット中のプロテインの賢い摂り方についての注意点をご紹介します。

脂質・糖質が低い商品を選ぶ

プロテイン選びで最も大切なのは、脂質や糖質が低い商品を選ぶことです。

プロテインはたくさんの種類が販売されていますが、各商品で含まれる脂質や糖質の量は大きく異なります。

ダイエット中は特に、余分なカロリー摂取を避けるためにも、成分表示をしっかりチェックしましょう。

脂質や糖質が少ないプロテインなら、体重管理をしながら必要なタンパク質を効率よく摂取できます。

過剰摂取しないようにする

プロテインは健康的なダイエットをサポートする素晴らしい栄養源ですが、摂り過ぎは禁物。

1日に必要なタンパク質量を超えてしまうと、余分なカロリーが脂肪として体に蓄積されてしまいます。

自分の活動量や体質に合わせた適切な量を摂取することが重要です。

栄養バランスが偏らないようにする

プロテインはあくまでタンパク質の補助として考え、全体の食事バランスを大切にしましょう。

プロテインを飲んでいるからと、通常の食事を全く食べないなどの極端なダイエットはNGです。

ビタミンやミネラル、食物繊維など、他の栄養素もバランスよく摂取することが、健康的なダイエットには不可欠。

食事でタンパク質以外の栄養素をしっかりとることを心がけましょう。

プロテインを割るものに注意する

プロテインを水以外で割る場合、そのカロリーも考慮に入れる必要があります。

牛乳や果汁などで割ると、思わぬカロリーオーバーになることがあります。

ダイエット中は、カロリーを抑えるためにも水や無糖の豆乳で割ることをおすすめします。

食後のプロテインは太る？まとめ

最後に本記事のおさらいをしましょう。

解説したポイントを簡潔にまとめると以下のようになります。