高校生は太りやすいって本当？太る原因と高校生におすすめのダイエット方法

「最近なんだか太ってきたかも…」とお悩みの高校生のための記事内容となっています。

思春期真っ只中ということもあり、自分の体型が周囲にどう見られているのかは気になってしまいますよね。

ただ、高校生は心身の重要な成長期でもあるため、ダイエットについては特に正しい知識を持つことが大切です。

＼高校生が太りやすい理由をまずはチェック／

高校生が太りやすい5つの理由

高校生は、実は体重の変化が起こりやすい時期です。

その理由はいくつかありますが、特に大きな影響と言える5つの理由をまずは見ていきましょう。

成長期の体の変化

高校生はまだ成長期。

この時期、体はたくさんのエネルギーを必要とします。

しかし成長のペースが落ち着き始めると、以前と同じ食事量でも、使われずに余ったカロリーが体に蓄積されやすくなります。

さらに、男女ともにホルモンバランスの変化も影響し、体の脂肪が増えやすくなるという特徴があります。

ハイカロリーな食生活

忙しい高校生活を送っていると、ついファーストフードやお菓子、ジュースなど、カロリーは高いけど栄養はそんなにないものを食べがちになります。

勉強や部活で忙しいと、間食もついつい増えてしまいますよね。

また、友達同士で時間を過ごすための場所としてファストフード店を選び、ついつい頻繁にハイカロリーなものを食べてしまうという方も多いはず！

でも、これが知らず知らずのうちにカロリーの摂り過ぎにつながって、体重が増える原因になってしまうんです。

運動不足

高校生活が始まると、勉強や部活、バイトなどで忙しくなり、自然と体を動かす時間が減ってしまうことがあります。

運動不足は消費カロリーの減少を意味し、食べたものがエネルギーとして使われずに体内に蓄積されやすくなります。

これは、体重増加につながる大きな理由の一つです。

若いうちは基礎代謝が高いものの、運動不足で摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまえば結局は太ってしまいます。

ストレスによる食べ過ぎ

高校生になると新しい環境や進路の悩み、人間関係など、さまざまなストレスが増えます。

ストレスを感じると、心地よいと感じる食べ物に手が伸びやすくなり、気づかないうちに過食につながることがあります。

特に、甘いものやファストフードなど、一時的に気分を落ち着かせる食べ物はカロリーが高いことが多く、太りやすくなります。

ストレスを感じると人間の体は本能的に体は「戦うか逃げるか」の状態になり、エネルギーをパッと使えるようにするために血中の糖分を増やします。

でも、その後糖分が急に減ってしまい、結果としてお菓子などの甘いものが無性に食べたくなってしまうのです。

さらに、ストレスで気分が落ち込むと、体は「元気出して！」というサインとして、パンやお菓子などの炭水化物を欲しがります。

これは、炭水化物を食べると「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが出て、一時的に気分が良くなるからです。

ストレスを感じてハイカロリーなものを食べたくなるのは甘えなどではなく、人間の生理現象として普通のことなのです。

不規則な生活リズム

夜更かしをして朝がつらい、そんな不規則な生活リズムも体重増加の一因です。

夜遅くに活動することで、夜食を取る機会が増えたり、睡眠不足によって代謝が落ちたりします。

また、睡眠不足は食欲を増加させるホルモンのバランスを崩し、食べ過ぎにつながることも。

夜中まで勉強をしたりYouTubeを見たり、SNSをチェックしたり…といった高校生に多い行動は睡眠不足の原因になり、結果として太ることにつながってしまうわけです。

高校生におすすめ！簡単ダイエット法5選

ダイエットって聞くと、なんだか大変そう…と思うかもしれません。

ただ、少しでも痩せたい、見た目を変えたいと真剣に考えるなら、やっぱり多少の努力は必要です。

ここからは、特に高校生のみなさんにおすすめの、簡単にできるダイエット法をご紹介します。

水分摂取を増やす

水をたくさん飲むことは、ダイエットにとってとても大切です。

水分をしっかりとることで、体の中の余分なものを外に出しやすくなり、痩せやすい体質に徐々に変化していきます。

また、お腹がいっぱいになる感覚も得られるので、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。

ただしジュースや炭酸飲料などカロリーの高いもので水分摂取をするのはNG！

できるだけ水やお茶を飲むように心がけましょう。

間食を賢く選ぶ

勉強の合間やリラックスタイムに、ついつい手が伸びてしまう間食。

完全にやめる必要はありませんが、何を食べるかを賢く選びましょう。

例えば、ポテトチップスやチョコレートの代わりにナッツやフルーツを選ぶだけでも、カロリー摂取をぐっと抑えることができます。

コンビニなどで友達と食べるお菓子を選ぶときに迷ったら、低糖質と表記された商品を選ぶのがおすすめです！

歩くことを意識する

いきなり思い切った運動を意識しなくても、実は毎日の移動をちょっと変えるだけでダイエットにつながります。

たとえば、学校への道のりでバスや電車を使う部分があれば、一駅分歩いてみるとか、階段を使うようにするとか、小さな変化が大きな効果を生みます。

歩くことで消費されるカロリーは意外と多く日常生活に取り入れやすいので、ぜひ意識してみてください。

筋トレで基礎代謝アップ

筋トレと聞くとハードなイメージがあるかもしれませんが、実はそうでもありません。

自宅でできる簡単な筋トレから始めてみましょう。

腕立て伏せやスクワットなど、特別な器具を使わずとも自分の体重を使った運動でOKです。

筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、太りにくい体を作ることができます。

毎日少しずつでも続けることが大切です。

1分間のトレーニング。積極的に体を変えたいと思って、有酸素と無酸素の運動を交互に行って、5kg痩せた。｢太ももを高く上げて、その場で足踏み1分｣その後、｢スクワットや腹筋運動を1分｣これを習慣にしただけ。冷え性を改善したくて、筋肉を動かし血行を促進。自宅だから手軽に運動、ストレスしらず

— たかこ｜セラピスト (@takako39a) April 5, 2022

食事のタイミングを見直す

「何を食べるか」も大切ですが、「いつ食べるか」もダイエットには重要です。

夜遅くに食べるとその後活動量が減るため、摂取したカロリーが消費されにくくなります。

できるだけ夕食は早めに済ませ、就寝の2～3時間前には食事を終えるようにしましょう。

また、朝食をしっかり食べることで、日中の過食を防ぐ効果も期待できます。

コロナ禍において夜寝る時間・朝起きる時間がともに遅くなったという人が増えたというデータがあり、それに伴い朝食の欠食率が増加していると言われています。（参考：NHK解説委員室）

夜はなるべく早く就寝し、朝はしっかり起きて朝食をとる習慣をつけるようにすることが大切です。

食事の回数を減らすことで、代謝が落ち、体脂肪が蓄積したり、コレステロールや中性脂肪が増加したりする場合があるとされています。
こうなると、太りやすさや生活習慣病に繋がる可能性も指摘されています。

引用：NHK解説委員室「広がる欠食習慣 ～学力や健康に影響も」

高校生の無理なダイエットのリスク

高校生の間でダイエットはよく話題になりますが、無理な方法で体重を減らそうとすると、健康に悪影響を及ぼすことがあります。

ここでは、無理なダイエットがもたらすリスクについて、具体的に見ていきましょう。

栄養不足による健康問題

高校生はまだ成長期。

この時期に必要な栄養をしっかり摂らないと、体や脳の発達に悪影響を及ぼすことがあります。

栄養不足は、疲れやすくなったり、集中力が落ちたりと、学業にも影響を与えかねません。

栄養素	不足すると起こりうる症状やリスク
カルシウム	骨粗しょう症、成長の遅れ
鉄	貧血、集中力の低下、疲労感の増加
ビタミンD	骨の形成不全、免疫力の低下
ビタミンA	視力の低下、皮膚の乾燥、免疫力の低下
ビタミンC	免疫力の低下、疲労感の増加、皮膚の不調
ビタミンB群	エネルギー代謝の低下、皮膚や口内のトラブル、情緒不安定
オメガ3脂肪酸	注意力の低下、情緒不安定、心血管系疾患のリスク増加
食物繊維	消化不良、便秘、腸内環境の悪化
タンパク質	筋肉量の減少、免疫力の低下、成長の遅れ

極端な食事制限をしたり、決まったものだけを食べる「○○だけ」ダイエットをしたりといった方法は、高校生の体には大きなダメージとなるため注意が必要です。

食事制限が引き起こす心の不調

食事を極端に制限すると、体だけでなく心にも悪影響を及ぼします。

栄養不足の状態は先ほど紹介した体の不調だけでなく、メンタル面の不調も引き起こしてしまうのです。

栄養が不足すると、イライラしやすくなったり、落ち込みやすくなったりといった症状に直結します。

最悪の場合、栄養不足が原因でうつ病に陥ってしまうケースもあると言われています。

不足しがちな栄養素であるビタミンやミネラルの不足によってもうつ状態でみられる症状（うつ症状）が出てしまうことがあります。そういった場合には、一般的なうつ病の治療を行っても効果が出にくいことがあるため注意が必要です。

引用：田中消化器科クリニック

無理なダイエットと摂食障害

無理なダイエットは摂食障害の原因になることがあります。

食事を極端に制限したり、食べた後に無理やり吐いたりする行為は非常に危険です。

摂食障害は、心と体の両方に深刻なダメージを与え、治療には長い時間がかかることもあります。

自分の体を大切にし、健康的な方法で体重管理を心がけましょう。

「高校生におすすめ！簡単ダイエット法5選」で紹介したような日常生活を見直すことに念頭を置いたダイエットならリスクはありません。
高校生という大切な時期だからこそ、健康的なダイエットを心がけることは特に重要です。

高校生とダイエットまとめ

最後に、本記事の内容をおさらいしましょう。

解説したポイントを簡潔にまとめると、以下のとおりです。

自力で健康的に痩せるのが難しいと感じる場合、保護者と相談して痩身エステに通うという方法もあります。
以下では、高校生でも通える痩身エステをご紹介します！