
ダイエット中、寝る前に空腹になってつらい…
我慢することでダイエットに良い効果はあるの?
食べてもいいものってないのかな?
ダイエット中は運動や食事管理の影響から、寝る前の空腹に悩まされがちですよね。
耐えているうちに「こんなにつらい思いをするだけの効果があるの?」と疑問まで抱いてしまうこともあるでしょう。



今回は、ダイエット中に悩まされる方が多い寝る前の空腹について、メリット・デメリットや解決策を詳しく解説します。
ダイエット中の寝る前の空腹時におすすめな方法をPickup
- ノンカフェインの温かいお茶を嚙みながら飲む!
- おかゆやにゅうめんなど消化に良いものを少量食べる!
- りんごやサツマイモなど低GI食品を少量食べる!
ダイエット中あるある!寝る前に空腹になる原因


寝る前に限ってお腹がすいてしまうことは、珍しい話ではありません。
なぜなら日常生活の過ごし方が、寝る前の時間帯に空腹を感じる原因になることがあるからです。
まずは、ダイエット中あるあるとも言える寝る前の空腹感の原因をチェックしていきましょう。
寝る前に運動をしている
運動をするとエネルギーとして身体の糖分が使われるため、血糖値が下がります。
血糖値が下がると胃にまだ食べ物が残っていたとしても、空腹を感じてしまうことがあるのです。
適度な運動はダイエット効果がありますが、寝る前の空腹につながり我慢できないということであれば本末転倒!
食事量が少ない
ダイエットにおいて食事制限をしている方は、どうしても寝る前の空腹に襲われやすくなります。
そもそも食べている量が少ないのですから、消化が早く就寝前にお腹が空いてくるのは仕方のないことです。
ただし、日常的な食事量をいくら減らしたところで寝る前の空腹に耐えきれず、遅い時間に爆食い…なんてことになっては意味がありません。
食べるのが早い
早食いも、実は寝る前の空腹の一つの原因です。
ダイエット中に食事を制限していると、食事時間が待ち遠しくなるくらいにお腹が空きますよね。
その結果、食事を食べる際についついパクパクと早食いしてしまってはいませんか?
食事を食べるスピードが早いと、脳の満腹中枢が刺激されないためすぐに空腹を感じてしまいます。
その他の原因もまとめて紹介
ダイエット中に限らないためまとめて紹介させていただきますが、寝る前の空腹感の原因はそのほかにも複数あります。
- 睡眠不足が続いている
- ストレスが溜まっている
- 炭水化物メインの食事を摂っている
- 夕食を食べる時間が早すぎる
寝不足やストレスが溜まっている状態は、食欲が増進するホルモンが増え、逆に食欲を抑えるホルモンが減少するため空腹を感じやすくなります。
また、炭水化物メインの食事は消化が良く、意外にも腹持ちが悪いです。
最後の食事から寝るまでの時間が長く空きすぎてしまうことも当然、寝る前の空腹の原因になります。



自分の空腹の原因がどれに当たるのか分析し、上手に対策していきましょう。
寝る前になるとお腹が空くという状況が長く続くと、条件反射的に寝る前の空腹を感じるようになり、改善の難易度が上がってしまうリスクもあります。
ダイエット中もOK!寝る前の空腹時に食べても良いもの4選


寝る前の空腹ですが、多少であれば我慢して寝てしまうほうがダイエットの側面から見ればプラスが多いです。



でも、どうしても我慢できないときもある…!
空腹で気持ち悪くなっちゃうのもイヤ!
そんなあなたのために、どうしても寝る前の空腹が我慢できないときに食べても良いものをご紹介します。
温かいもの
寝る前の我慢できない空腹感を解消するために食事を摂るなら、温かいものをチョイスするのが大前提です。
なぜなら、温かいものは冷ましながらゆっくり食べる必要があるので、冷たいものを食べるより時間がかかるから。
時間をかけて食べれば満腹中枢が刺激されるため、少量でも満足することが可能!
就寝直前に食べることによるダイエットへの悪影響を最低限に抑えられますよ。
寝る直前に冷たすぎるものを食べると消化酵素の働きが鈍くなり、消化力が下がってしまうリスクもあります。
飲み物やスープなど液状のもの
深夜はただでさえ代謝が下がるため、なるべく内臓に負担をかけないものをチョイスしないと脂肪が蓄積することにつながりかねません。
液状のものは消化に良いので、寝る直前に口にしても内臓に負担をかけにくいためおすすめです。
- 薄めの味噌汁
- 春雨スープ
- ホットミルク
- ノンカフェインのお茶
上記のようなものを、ある程度時間をかけてゆっくり飲むと良いでしょう。



スープやお茶で小腹が満たせる気がしないなあ…。



温度帯を温かくして、さらに口の中で一旦噛むようにしながら飲むと意外と満足感が得られるのでお試しください!
消化が良いもの
どうしてもある程度きちんと食べたいという方は、できるだけ消化の良いものをチョイスすることが大切です。
寝る前にサッと作れて、なおかつ消化に悪影響を及ぼしにくいメニューは下記の通り!
- 湯豆腐
- おかゆ
- 雑炊
- うどん
- にゅうめん
- 蕎麦
これらもガッツリ量を食べてしまっては意味がないので、半人前位を時間をかけて食べて満腹感を得るようにしましょう。
入れる具材によってカロリーも変動するので、そのあたりも計算して作れれば理想的。
寝る前なので当然、カロリーは低ければ低いほど良いです!
血糖値の上がりにくい低GIのもの
就寝前にどうしても何か食べたいのであれば、血糖値が上がりにくい低GIのものをチョイスしましょう。
血糖値が急激に上昇すると、血中の糖分を脂肪に換えてため込む働きがあるインスリンが大量に分泌されます。
低GIであれば血糖値は緩やかに上昇するためインスリンの分泌を防ぎ、寝る前に食べることで脂肪をため込んでしまうリスクを最小限にすることが可能です。
- くるみ
- ブルーベリー
- さつまいも
- りんご
- アボカド
ダイエット中はゼッタイ厳禁!寝る前に食べてはいけないもの


寝る前に食べても太るリスクが抑えられるメニューがある一方で、寝る前に食べてしまうとダイエットに悪影響を及ぼすメニューもあります。
以下でまとめて紹介するので、ダイエット中これらのものを寝る前に食べるのは避けましょう。
- 揚げ物
- 脂身のある肉・魚
- クリームを含むもの
- チョコレートを含むもの
- カフェインを含むもの
紹介した食品は代謝の悪い夜間に食べると脂肪として蓄積しやすいものや、睡眠の質を下げてしまいやすいものです。
どちらもダイエット中には悪影響のため、どんなに空腹でも避けるようにしましょう!
ダイエット中に寝る前の空腹を我慢するメリット・デメリット


ダイエット中の寝る前の空腹、我慢するか少しでも食べるかはかなりの迷いどころですよね。
そこで最後に、ダイエット中の寝る前の空腹を我慢するメリット・デメリットを紹介していきます。
食べるか食べないかを自分で判断する際の参考にしましょう。
メリット
まずは、寝る前の空腹を我慢するメリットを紹介します。
- ダイエット効果が高まる
- 免疫力が上がる
- 睡眠の質が上がる
ダイエット効果が高まる
寝る前の空腹を我慢すれば、寝る直前に食べたものが体内に蓄積してしまうリスクはありません。
特に夜の10時以降は、脂肪をため込むホルモンの分泌が増えるためどうしても食べることが太ることにつながります。



空腹を我慢してそのまま眠ってしまえば1日の総摂取カロリーを抑えることになりますから、当然ダイエット効果は高まります!
免疫力が上がる
寝る前に食べることで、寝ている間も消化器官が動き続けることになり体の内部が休めなくなります。
しかし寝る前の空腹を我慢して寝てしまえば、内臓を休憩させてあげられることにつながります。
内臓を酷使すると免疫力が低下するため、内臓を夜間にしっかり休ませてあげられれば免疫力が上がるというメリットがあるのです。
睡眠の質が上がる
寝る直前に食事を摂ると、寝ている間も消化器官が動くことで眠りの質が下がってしまいます。
良質な睡眠をとることはダイエットにおいても重要なため、できるだけ睡眠の質を上げるためにも、寝る前の空腹を忘れて練ることができればベストです。



ただしあまりにも空腹がひどい場合、なかなか寝付けないなど逆に睡眠に悪影響を及ぼすためその時に応じた判断が重要です。
デメリット
続いて、寝る前の空腹を我慢するデメリットを紹介します。
- 夜中に我慢できずさらに遅い時間に食べてしまう
- 血糖値が下がりすぎて具合が悪くなる
夜中に我慢できずさらに遅い時間に食べてしまう
寝る前の空腹を感じた段階で我慢はしたものの、夜中に空腹のあまり目を覚まして食べてしまうといった展開は最悪です。
最初の段階で食べておいた方がまだマシだったということになります。
血糖値が下がりすぎて具合が悪くなる
空腹を我慢しすぎると、本格的に身体に不調をきたします。
「お腹が空いてちょっと気持ち悪い」レベルではなく具合が悪くなるため、寝る前であってもひどい空腹感は我慢しないほうが健康的にはメリットがあると言えるでしょう。
- 冷や汗がでる
- 動悸がする
- 手や指が震える
- 強い脱力感・疲労感
- めまい
- 頭痛



上記の状態でもさらに空腹を我慢してしまうと、最終的には異常行動が出たり昏睡状態に陥ってしまうこともあります。
単なる空腹感ではなく低血糖となった場合は、必ず糖分を取って体調を整えなければなりません。
ダイエット中に感じる寝る前の空腹感まとめ


最後に、本記事の内容をおさらいしましょう。
解説したポイントを簡潔にまとめると、以下のとおりです。
- 空腹の度合いや空腹を感じた時間によって食べるかどうかを決めるべし
- 食べるとしたら温かく消化の良い、低GIのものを選ぼう
- 空腹を通り越して低血糖になったら危険!直ちに糖分を摂ること





寝る前に食べること自体はダイエットに良いとは言えませんが、大前提として健康に悪影響を及ぼすようなことは避けてくださいね。