深夜のランニングは太ると言われる理由を調査！メリット・デメリットを徹底解説

ダイエットのためにランニングを始める方は多いですが、実は深夜のランニングはダイエットに逆効果になってしまう可能性があるというのはご存じでしょうか。

せっかくランニングをするのであれば、できるだけダイエット効率の良い方法を取り入れたいものですよね。

そこで今回は、深夜のランニングのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

深夜のランニングのメリット・デメリット

まずは結論！深夜のランニングは太るって本当？

結論から言うと、深夜にランニングをする場合ダイエットには逆効果になってしまうことがあります。

「深夜のランニングが太る」という話は、実は科学的な根拠に基づいています。

根拠となっているのは、深夜に運動すると朝や昼間に比べてコルチゾールというストレスホルモンの分泌量が約6倍に増加するというデータ。

昼間はHPA系と交感神経系の両方が活発に働くため、これらの両方でストレスに対応であるのに対し、夜間は交感神経系のみになるので、多くの人は夜間の方がストレスに対して弱くなる。

出典：保健指導リソースガイド

コルチゾールは食欲を増進するうえエネルギーの消費を抑え体内に脂肪を蓄積しやすくするため、この時間帯の運動は体重増加のリスクを高めるという研究結果が出ているのです。

さらに、深夜は本来、体が休息し自然に回復するための時間です。

この時間に激しい運動を行うと、体内リズムが乱れ疲労回復が遅れたり、翌日の体調不良や運動パフォーマンスの低下を招くことがあります。

また、深夜にランニングをすることで夜遅い食事や睡眠時間の減少に繋がり、これもまた体重増加の要因となります。

深夜のランニングをすることですべての人が必ず太るわけではありませんが、日中のランニングと比較するとダイエットにマイナスの影響を与えてしまうリスクが高いということは知っておきましょう！

深夜にランニングをするメリット

深夜にランニングをするとダイエットに逆効果になってしまうリスクがあるものの、深夜ランニングだからこそ得られるメリットが実は複数あります。

深夜のランニングのメリットが魅力的に感じる場合、ダイエットに逆効果にならないよう対策を練りつつ挑戦してみる価値は十分にあります！

時間を確保しやすい

忙しい日々を送る中で、ランニングのために十分な時間を確保するのはなかなか難しいもの。

しかし、深夜は他の予定が入りにくいため、まとまった時間を確保するにはうってつけの時間帯です。

日中の仕事や勉強が終わった後に自分のペースで運動することができるのは、ランニングに深夜の時間帯を選ぶ大きなメリットだと言えるでしょう。

何の気兼ねもなく運動に集中できるため、ストレスの発散にもつながります。

芸人の深夜ラジオをradikoで聞きながらランニングするのが1番ストレス発散になる😊

— マスク (@MSK_tk09) April 11, 2024

周囲の目が気にならない

人目が気になってなかなかランニングに踏み出せないという方は少なくありません。

深夜のランニングは人通りが少ないため、他人の目を気にすることなく自由に走りを楽しむことができます。

特に初心者や体型に自信がない方でも、夜のひっそりとした時間帯なら心置きなく走ることが可能ですよ。

また、昼間は人通りが多くて走れないような場所も走れるため、様々なコースが選べるのもポイントです。

夜の静けさで集中力アップ

深夜は周囲が静かで、ランニングに集中しやすい時間帯です。

昼間の騒がしさがなく自分のペースで走れることから、運動効果が高まることにも期待できます。

音楽を聴きながら走るのも良いですし、反対に夜中の静けさを味わってみるのも深夜ランニングの楽しみ方の1つ。

心と体をリフレッシュできる、自分だけの特別な時間としてあえて深夜を選んでランニングする方も少なくありません。

冷涼な気温で快適に走れる

夜は気温が下がり、走るにはちょうどいい涼しさになります。

特に暑い季節、日中は暑すぎて運動する気になれないときでも、夜なら快適に体を動かせます。

汗をかきすぎることなく、熱中症の心配も少なく、体への負担を減らしながら効果的に運動できるので、毎日のランニングがぐっと楽に感じられるでしょう。

深夜にランニングをするデメリット

深夜にランニングするデメリットは、ダイエットに逆効果になるという点だけではありません。

細かなデメリット部分もしっかりと確認しておきましょう。

事故やケガの危険性が高くなる

深夜のランニングでは、見通しが悪くなることで事故やケガのリスクが高まります。

暗い中でのランニングは道路の段差や障害物を見落としやすく、つまずいたり転んだりする危険があります。

また、交通量は少なくなるものの深夜の車はスピードを出していることが多いため、道路の横断時などは特に注意が必要。

安全なランニングを心がけるために、反射材やライトを身につけるなどの対策をしましょう。

イヤホンをして走る際も、周囲の音が聞こえる音量やモードにしておくことをおすすめします。

職質される可能性がある

深夜にランニングをしていると、警察による職質を受ける可能性があります。

特に女性が一人で深夜に走っていると職質されてしまう可能性が高いですが、これは防犯上の配慮から警察が行っているもの。

特に不審な行動をしているわけではなくても声をかけられてしまうことは少なくありません。

仮に職質をされてしまった時のため、身分証明書を持ち歩くなどの準備をしておくと良いでしょう。

ちなみに18歳未満の深夜外出は補導対象となってしまうため、ランニングであっても深夜帯の外出は避けましょう。

睡眠の妨げになるリスクがある

深夜にランニングをすると体が活動モードに切り替わり、その後の睡眠に悪影響を及ぼすことがあります。

運動は体温を上昇させるため、就寝前に運動すると寝付きが悪くなってしまうことがあるのです。

また、ランニングによって心拍数や代謝が活発になるため、リラックスして眠りにつくことが難しくなる可能性も。

もし深夜にランニングを楽しみたい場合、十分にクールダウンしてから布団に入ることを心掛けましょう。

食欲が増してしまう

運動によってエネルギーが消費されると、人間の体はその分食用が増すようにできています。

特に深夜に運動すると、その後の時間帯で異常なほどの空腹感を感じることがあります。

その理由は、まずは結論！深夜のランニングは太るって本当？で紹介したコルチゾールの分泌が原因。

深夜のランニング後にお腹が空いてしまった場合、低カロリーで消化に良い食品を選び、過剰なカロリー摂取を避ける工夫が必要です。

どうしても深夜帯の空腹に耐えられない場合は、深夜のランニングは避け日中に集中して運動を行うほうが向いているかもしれません。

深夜にランニングをするなら知っておきたい3つのポイント

深夜のランニングにはメリット・デメリットどちらも複数あり、メリットの内容がより魅力的に感じるのであれば深夜ランニングに挑戦するのはアリです！

ただし、深夜にランニングをするなら押さえておきたいポイントが大きく3つあるので、最後に確認しておきましょう。

安全性に留意する

深夜にランニングを行う際は、何よりも安全が最優先です。

暗い中でのランニングは見通しが悪くなりがちなので、反射材を身につけることが重要です。

また、交通量が少ないとはいえ車やバイクの通行には十分注意しましょう。

できるだけ人通りがあり、明るく安全なルートを選び、単独でなく友人と一緒に走ることも安全対策の一つです。

最低でも寝る2時間前までにランニングを終わらせる

睡眠の質を損なわないためにも、深夜のランニングは寝る2時間前には終えるようにしましょう。

運動後は体温が上がり心拍数が高まるため、すぐに眠るのが難しくなります。

ランニングから2時間ほど経過すると体がクールダウンし、心地よい疲労感でリラックスした状態になるので眠りにつきやすくなりますよ。

食べてすぐの運動は避ける

食後すぐにランニングをすると、消化がまだ進んでいない食物が胃に残っているため、胃腸に負担をかけることになり、消化不良や胃痛を引き起こすリスクが高まります。

軽く消化の良い食事を心掛け、食後は最低でも1～2時間は空けてからランニングするようにしましょう。

深夜のランニングは太ると言われる理由まとめ

最後に、本記事の内容をおさらいしましょう。

解説したポイントを簡潔にまとめると、以下のとおりです。