ダイエット中に飲む水は軟水・硬水どっちがいい？それぞれの特徴をわかりやすく紹介

ダイエット中に水分摂取をしっかりと行うというのは基本中の基本ですが、どういった水を選べば良いのかお悩みの方も多いはず。

水の種類は大きく分けて軟水と硬水の2種類です。

こちらの記事では、ダイエット中の水分摂取には軟水と硬水どちらが向いているのかを中心に、向いている人・いない人にも焦点を当ててわかりやすく解説していきます。

軟水と硬水の違い比較表

	軟水	硬水
ミネラル含有量	低い（一般的には60mg/L以下のカルシウムとマグネシウム含有量）	高い（一般的には120mg/L以上のカルシウムとマグネシウム含有量）
味わい	まろやかで軽い	硬く、若干苦味があることも
効能	吸収が容易で、腎臓への負担が少ない	カルシウムやマグネシウムが豊富で、骨や歯の健康に良い
向いている人	・デトックス効果を重視する人 ・飲みやすさを重視する人 ・胃腸が敏感な人	・ミネラルを積極的に摂取したい人 ・便秘にお悩みの方 ・骨や歯の健康を意識している人

ダイエットと摂取する水の種類の関係！知っておくべき軟水と硬水の違い

ダイエットをする際は食事や運動だけでなく、実は摂取する水の種類にも注目することが大切です。

なぜなら、摂取する水の種類によってダイエットにおいて期待できる効果が違ってくるからです。

水の種類は大きく分けて軟水と硬水の2種類ですが、それぞれ異なる特性を持ち、ダイエットにおいても違った効果をもたらします。

以下は軟水と硬水の違いを分かりやすく表にしたものなので、ダイエットとの関連性を知る前に確認しておきましょう。

特性	軟水	硬水
ミネラル含有量	低い（一般的には60mg/L以下のカルシウムとマグネシウム含有量）	高い（一般的には120mg/L以上のカルシウムとマグネシウム含有量）
味わい	まろやかで軽い	硬く、若干苦味があることも
効能	吸収が容易で、腎臓への負担が少ない	カルシウムやマグネシウムが豊富で、骨や歯の健康に良い
適正	飲用、料理、コーヒーや紅茶などの飲料	飲用、特に骨や歯の健康を意識した摂取に適している
採取される場所	雨水や湖水、川水など、地表近くの水源	地下水や鉱泉、一部の山岳地域の水源

軟水の特徴とダイエットに関係する効果

軟水はミネラル含有量が少なく体への吸収が容易で、まろやかな味わいが特徴です。

ダイエット中に軟水を飲むと体内の水分バランスが保ちやすくなり、腎臓への負担を軽減する効果があります。

また、軟水は体内の不要な物質の排出を助けるデトックス効果が期待できるため、ダイエット中の水分摂取に適しています。

硬水の特徴とダイエットに関係する効果

硬水はカルシウムやマグネシウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。

カルシウムは脂肪の代謝を助け、マグネシウムはエネルギーを作り出す成分であるため、ダイエット中の体重管理のサポートにもつながります。

また、マグネシウムは便秘解消効果もあるため、便秘に悩むダイエット中の方は積極的にチョイスしたいところです。

豆知識：日本の水は軟水が主流

ダイエット中に飲む水について考える際、水道水ってどうなんだろう？と疑問に感じる方も多いと思います。

結論を言うと、実は日本の水道水は軟水が主流です。

その理由はまず、日本の自然環境的に水道水として使用される水がもともと軟水であること。

さらに、安全性と飲みやすさを重視してあえて水道水として使用される水はその過程で軟水化されることが多いからです。

市販されている軟水と水道水の違いは大きく2つあります。

市販されている軟水は特定の地域や自然環境から採取されているもののため、水道水と比較してミネラルの含有量は高いです。

また、水道水は病気の原因になり得る微生物を殺菌するため、人体に影響のない範囲で塩素が含まれていることが多く、これが味わいに影響し「あまりおいしくない」と感じる場合もあります。

ダイエット中の水分摂取に軟水を選ぶ場合、水道水でも特に問題はありませんが、成分や味わいを重視したい方は市販の水を購入するなど状況・好みによって使い分けるのが良いでしょう。

住んでいるエリアなどによって、どの程度の塩素が水道水に含まれるかは異なります。

ダイエット効果を高める水の選び方！メリット・デメリットと向いている人

ダイエットを成功させるためには、自分にあった水の種類を選ぶことも大切です。

軟水と硬水、それぞれにはメリットとデメリットがあるため、自分の体質やダイエットの目的に合わせて選びましょう。

ここでは、軟水と硬水のメリット・デメリット、ダイエット中にどちらが適しているかを見ていきましょう。

軟水を選ぶメリット・デメリットと向いている人

軟水はミネラル含有量が少なく、味がまろやかで飲みやすいのが特徴です。

体に吸収されやすいという特徴があるため、ダイエットにおいてデトックス効果を重視する方には嬉しいポイントですね。

ただしミネラルの含有量が少ないという点では、ダイエット中の場合不足しがちなミネラルを補う効果は薄いため、食品やサプリなど別の方法でミネラルを補給しなければなりません。

一方でミネラルは摂取しすぎると胃腸への刺激になってしまうため、胃腸が敏感である方はミネラルの過剰摂取を防ぐためにも日常的に飲むのは軟水にするのがおすすめです。

硬水を選ぶメリット・デメリットと向いている人

硬水はカルシウムやマグネシウムなどのミネラルを豊富に含んでいるため、骨や歯の機能を維持したり、代謝を良くしたりといったメリットがあります。

マグネシウムは便秘解消に効果があるとされているため、ダイエット中かつ便秘にお悩みの方にも向いている水だと言えるでしょう。

また、ミネラルの豊富さはダイエット中の栄養バランスを整えるのに役立ちます。

ただしその名の通り硬水は味が硬く、一部の人には飲みにくい傾向があるのは注意したいポイント。

また、先述の通り過剰なミネラル摂取は胃腸の負担につながるため、胃腸が元から敏感な人には向きません。

ダイエット中に飲む水は軟水・硬水ぶっちゃけどっちがいい？

結論から言うと、ダイエット中に飲む水のおすすめの種類は一人一人の体質やダイエットの目的によって異なります。

それぞれの水の特性も併せ、自分の体にどちらが合っているのかを考えて決めることが重要。

上記で紹介した内容を踏まえ、一度軟水と硬水を飲み比べてみるのがおすすめです。

すぐに手に入る！軟水と硬水のおすすめ市販品

ダイエット中に適した水を選ぶ際、市販品で何を購入したらよいのかというのも悩みどころですよね。

市販されている水は軟水・硬水といったジャンルの中でもそれぞれ特徴があります。

最後に、スーパーやコンビニでも手に入りやすい軟水と硬水のおすすめ市販品を紹介したいと思います。

軟水のおすすめ市販品3選

手に入りやすく人気の高い軟水のおすすめ市販品は、以下の3種類です。

それぞれ簡単に特徴を紹介していきます。

ボルヴィック

ボルヴィックはフランス中部のオーヴェルニュ地方、雄大な中央山塊の自然に育まれた天然水です。

この地域の特殊な地層が生み出すミネラル含有量が少なくソフトで飲みやすい天然水であり、日本人の味覚にもぴったり。

世界的にも人気の高いブランドであり、価格も手頃なため、ダイエット中の日常的な水分摂取におすすめです！

セブンプレミアム からだにうるおうアルカリ天然水

セブンプレミアムの「からだにうるおうアルカリ天然水」は、非加熱フィルター殺菌を採用した国産の軟水です。

天然アルカリ水特有のまろやかな味わいが特徴で、専門家からも高い評価を受けています。

コンビニで手軽に購入できる一方で、味わいには個人差があり、クセが強いと感じる人もいるため、好みに合わせて選ぶのがおすすめですよ。

 い・ろ・は・す天然水

「い・ろ・は・す」は国産の天然水を使用した水のブランドで、おいしさと環境への配慮を両立しているのが特徴。

名前は日本古来の「いろは歌」と健康と環境を意識する「LOHAS」から名付けられています。

やわらかな味わいかつスーパーやコンビニ、自動販売機などどこでも容易に手に入るのも嬉しいポイントです。

硬水のおすすめ市販品3選

手に入りやすく人気の高い硬水のおすすめ市販品は、以下の3種類です。

こちらも、それぞれ簡単に特徴を紹介していきます。

エビアン

エビアンは、フレンチアルプスの氷河から湧き出る天然のミネラルウォーターです。

15年にわたる自然のろ過プロセスを経て、カルシウム、マグネシウム、ナトリウムなどのミネラルをバランス良く含んでいます。

硬度は304mg/lと硬水の中でも比較的飲みやすく、爽やかな味わいで水分補給やスポーツ時の水分補給にもおすすめです。

コントレックス

コントレックスは、硬度約1468mg/Lの超硬水で、特にカルシウムとマグネシウムの含有量が高いことで知られています。

フランスのヴォージュ山脈の自然に育まれたこの水は、カルシウム46.8mgとマグネシウム7.45mgを100mlあたり含んでおり、日々のミネラル摂取に最適。

バランスの取れた食生活が難しい場合や、スポーツをする方におすすめです。

ファミリーマート 宮崎県霧島の天然水

ファミリーマートの「宮崎県霧島の天然水」は、霧島山系の地層でろ過されたファミリーマートのブランド商品。

硬度140mg/Lの中硬水で、シリカを70mg/L含んでいます。

硬水の中でもまろやかな味わいが特徴で、コンビニで手軽に購入できるため、日々の生活に気軽に取り入れることができます。

軟水と硬水、ダイエットに最適なのはどっち？まとめ

最後に本記事の内容をおさらいしておきましょう。