ダイエットが母乳に与える影響を調査!産後の適切な痩せ方を解説

女_ソファー_赤ちゃん_授乳
女の子

ダイエットをすると母乳に影響が出ないか心配…。
産後ダイエットはどんな方法がいいのかな?

妊娠中はどうしても体重が増えやすいため、産後思ったより体重が落ちないと「どうにかしたい!」と悩みますよね。

ただ、母乳育児をしている女性の場合、ダイエットが母乳に与える影響が不安になると思います。

筆者

こちらの記事では、授乳中の産後ダイエットが母乳に与える影響について詳しく解説します。
適切な産後ダイエットの方法も紹介するので、ぜひご覧ください。

ダイエットが母乳に与える可能性のある2つの悪影響

母乳の成分が損なわれる母乳自体が出にくくなる
目次

ダイエット前に確認!母乳に関する基礎知識

女_ソファー_赤ちゃん_授乳

やみくもに「ダイエット=母乳に悪影響では!?」と恐れる前に、母乳とは何なのかおさらいしておきましょう。

正しい基礎知識さえあれば、母乳のためにして良いこと・悪いことがわかります。

母乳には非常に多くの栄養素・免疫物質が含まれており、赤ちゃんが育っていくうえで非常に重要な役割を持っています。

母乳ができるまで
出典:ひだまり助産院

赤ちゃんがおっぱいを吸うことによって母親の脳のホルモンが作動し、母乳が作られ押し出されていきます。
乳腺と呼ばれる場所で、主に血液を材料に母乳が作られます。

母乳は母親の身体を通じて血液をもとに作られるもの。

ということは、母親の身体の状態が母乳に影響を与える可能性は十分にあります。

女の子

…ってことはやっぱり、母乳のためにはダイエットしないほうがいいのかな?

筆者

正しい言い方をすれば「不適切なダイエットは厳禁」です。
ダイエットそのものがNGというよりは、ダイエット内容によってNGなものもあります。

授乳中の不適切なダイエットが母乳に与える影響

Woman drink tea or coffee during process of breastfeeding of newborn baby

授乳中は、母親の身体の状態が母乳にダイレクトに影響します。

よって、母親の身体がダメージを受けるような不適切なダイエットは母乳にも悪影響なのです。

  • 食事制限による影響
  • 水分不足による影響

食事制限による影響

母親の胎内で母乳が作られるということは、母親の栄養状態の変化で母乳も変化するということ。

ダイエットで食事制限を行えば栄養状態は変化し、母乳の成分も変わってきます。

食事制限によって損なわれた栄養素は、母乳の成分でも損なわれてしまう恐れがあるのです。

また、その結果母乳が生成されにくくなり、母乳が出なくなってしまうこともあります。

食事制限による母体の変化

母乳が血液から作られるということは、母体は普段よりも血液が不足しやすい身体になっています。

間違った食事制限を行ってしまうと、血が不足することにより母体に以下のような悪影響が及びます。

  • 代謝が下がる
  • 体温が下がる
  • 肌がかさつく
  • 歯が弱くなる
  • 胸のハリがなくなり下垂につながる

授乳中は、ダイエットを目的に過度に食事制限するようなことは絶対に辞めましょう。

水分不足による影響

不適切なダイエットを行うと、身体が水分不足になり母乳が出にくくなる恐れがあります。

体内の水分量と血液量は比例しており、水分量が減るということは血液量の減少とイコール。

繰り返しますが、母乳の成分のメインは母親の血液です。

血液量が減少した身体は母乳づくりにも影響し、今まで出ていた方でも突如、母乳が出にくくなってしまう恐れがあります。

ただでさえ母乳づくりで水分は不足しがちなので、さらに体内の水分を不足させるようなダイエットは禁物です!

水分不足による母体の変化

水分が不足することによる悪影響は、母乳が出にくくなることだけではありません。

水分が不足すると、母親の身体には以下のような変化が現れます。

  • 疲れやすくなる
  • だるさを感じる
  • 頭痛や吐き気

さらに最近の研究では、水分が不足するとうつ状態になりやすくなるといった説も出ています。

筆者

どれもこれも、産後育児中の母親には最悪の影響です…!

母乳に影響を与えない安全な産後ダイエットのポイント

運動_赤ちゃん_女

産後のダイエットは、そのすべてが禁止というわけではありません。

むしろ母体の健康のために、少しずつダイエットをする方が良いパターンもあります。

ここからは、母乳に影響を与えない産後ダイエットのポイントを紹介していきます。

産後ダイエット開始の目安は1か月検診後

まず大前提として、産後すぐのダイエット開始は絶対に禁物です。

出産による女性の身体へのダメージレベルは、交通事故と例えられるレベルのもの。

交通事故からすぐにダイエットをするなんて人がいたら、止めますよね…。

産後ダイエット開始の目安は、体調にもよりますがだいたい1か月検診後から。

運動もこのくらいの時期からできるようになります。

身体が回復しかけの大切な時期にダイエットをすると、回復の妨げになるだけでなく母体のストレスになります。
ストレスは母乳の出にも影響を与えるため、良いことは全くありません!

食事は制限するよりカロリーを計算する

食事制限は産後・母乳育児中におすすめできるダイエット方法ではありません。

ただ、ダイエットするにあたって食事を見直すこと自体は有効です。

産後の母乳育児中は、食事制限をするのではなく1日のカロリー摂取量をしっかり計算して毎食しっかり食べることをおすすめします。

女の子

毎食しっかり食べてもいいんだ…!
1日のカロリー摂取はどれくらいに抑えればいいのかなあ?

筆者

授乳中の場合、だいたい1日に2,350kcal程度に摂取カロリーをおさえれば十分です。
あとは、離乳食が始まり母乳がメインではなくなったころから、1日1,850kcalに抑えるようにするとなお良いです。

授乳中は授乳という行為だけで平均517kcal消費されていると言います。

よって、授乳中については摂取カロリーをコントロールできるだけでダイエットになります。

2,350kcalの中でバランスのとれた食事ができれば、母乳にも影響はありません。

エクササイズ程度の適度な運動

産後の身体はすぐにハードな運動ができるような状態ではありませんし、妊娠期間中に筋力や体力が減少していることがほとんどです。

よって、まずはエクササイズ程度の軽い運動から始めましょう。

産後におすすめの簡単エクササイズ

お尻足踏み
  1. あぐらをかき姿勢を正す
  2. 坐骨を床に刺すようにして体勢を安定させる
  3. 右左のお尻を交互に持ち上げ、足踏みのように40回程度動かす
  4. あぐらで前に来ていた足を組み替えて再度行う
お尻歩き
  1. 両足をまっすぐ伸ばして床に座る
  2. 両足が少し浮いている状態で、お尻の左右を前後に動かし前へ進む
  3. 目標まで進んだら来た道を後ろに進んで戻る
筆者

産後は骨盤が緩んでいるため、骨盤を整えたり、骨盤底筋を鍛えたりするエクササイズがとくにおすすめですよ。

なお、軽いエクササイズは代謝を上げ血流を促し、母乳の出を良くすることにもつながります。

産後6か月が経過したら痩身エステもおすすめ

出産から6か月程度経過すると、ズタボロになった母体もだいぶ回復しています。

また完全母乳育児も終わりをつげ、このころからは離乳食もスタートするためこれまでほど母乳に気を使いすぎる必要もなくなってきます。

産後ダイエットがしたい女性には、このくらいの時期から痩身エステを検討するのもおすすめです。

痩身エステとは

手でのマッサージや痩身マシンを駆使し、痩せやすい身体になる体質改善を行うエステサロンのこと。

妊娠中に痩せにくくなってしまった身体を、早期に自力で戻すのにはかなりの努力が必要です。

そんな時、痩せ体質を作る痩身エステの力を借りるのはかなり効果的なのです!

自力で元のスタイルを取り戻す自信がない方は、産後半年くらいから痩身エステに相談に行ってみるのも良いでしょう。

筆者

すぐに体型が変わると大人気のセルライト潰し専門店【パーフェクトライン】もかなりおすすめですが、授乳中の施術はできないため、ぜひ卒乳後の選択肢として考えてみてくださいね。

ダイエットが母乳に与える影響まとめ

ヨガ_赤ちゃん_女

最後に、本記事の内容をおさらいしましょう。

解説したポイントを簡潔にまとめると、以下のとおりです。

\産後のダイエットが母乳に与える影響/
  • 授乳期間中のダイエットにより母乳の栄養素が不足する恐れがある
  • 授乳期間中のダイエットにより母乳が出にくくなることがある
筆者

産後は急がず焦らず、赤ちゃんのことを一番に考え、回復してから母乳に影響のない範囲でダイエットを開始しましょう。
卒乳後は、即効で身体のラインが変わるパーフェクトラインがおすすめです!

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