ダイエットしても体重が減らなくなったらどうすべき？停滞期の原因と対策

食事に気をつけているし運動もしているのに、なぜか体重計の数字が動かなくなる…というのは、多くの人が一度は経験するものです。

結論から言うと、実はこの減らなくなる時期には、ちゃんと理由があります。

停滞期をゆるっと脱出するには

なぜ急に体重が減らなくなるの？よくある3つの原因

順調に体重が減っていたのに、ある日を境にピタリと止まってしまう。

そんな経験をすると、自分の努力が足りないのかも…と不安になってしまいますよね。

でも実は、ダイエット中に体重が減らなくなるのは、体にとってごく自然な反応でもあります。

まずは、よくある原因を3つ、紹介していきますね。

体が省エネモードになっている

食事量やカロリーを減らすと、体はそれに順応しようとします。

少ないエネルギーでやりくりしようとする働きが強くなり、これが「体重が落ちにくくなる」という状態を引き起こすのです。

これは体が危機管理としてエネルギーを節約し、脂肪をため込みやすくなる仕組みでもあります。
急激なカロリー制限をしている場合は、特にこの反応が起こりやすくなるということを覚えておきましょう。

筋肉量の低下で代謝が下がっている

運動をせずに食事だけで体重を減らしていると、脂肪と一緒に筋肉も落ちてしまうことがあります。

筋肉は、何もしなくてもエネルギーを使ってくれる大事な部分。

ここが減ってしまうと、1日の消費カロリーが少なくなり、痩せにくい体になってしまいます。

特に女性は筋肉がつきにくいため、適度な運動を取り入れることが大切です。

ホルモンバランスの影響を受けている

体重は、食事や運動だけでなく、ホルモンの状態にも大きく左右されます。

女性の場合、生理周期やストレスなどによってホルモンのバランスが崩れると、体が水分をためこみやすくなったり、代謝が落ちたりすることがあります。

この時期は数値に一喜一憂せず、少し制限をゆるくすることを優先した方がうまく乗り越えられることもあります。

ダイエットが止まる【停滞期】とは

ダイエットを続けていると、ある時期から急に体重の変化が止まることがあります。

これがいわゆる「停滞期」と呼ばれる時期です。

がんばっているのに数字が動かないと、不安や焦りが出てくるものですが、実はこの状態は体が変化に順応している合図とも言えるんですよ。

人間の体の機能「ホメオスタシス」が停滞期を引き起こす

人間の体には、変化を嫌い元の状態を保とうとする力が備わっています。

この仕組みをホメオスタシス（恒常性）と呼びます。

たとえば、気温が高くなっても汗をかいて体温を調整するように、体重が急に減ったときも、それを止めようとする働きが生まれるのです。

これが、食事量を減らしても体重が落ちにくくなる理由のひとつです。

停滞期はどれくらい続くの？

停滞期が続く期間は人によってさまざまですが、一般的には1〜2週間から、長い人で1か月程度といわれています。

この間、体は代謝を落としたり、脂肪を燃やしにくくしたりしながら省エネモードで体重を守ろうとします。

この働きがあるからこそ、体が極端にやせ細ることを防いでくれているとも言えます。

停滞期に大切なことはコレだけ！

数字が動かなくなると、「やり方が間違っているのでは」と不安になり、急に食事を減らしたり、極端な運動に走ってしまう方も少なくありません。

でも、ここで大切なのはあきらめず、いつも通りを続けること。

急に方向転換をせず、体が再び動き出すのを待つことが、ダイエット成功への近道です。

すでに何度か話しているかもしれませんが、ダイエットにおいて停滞期はほぼ避けられない存在です。これは人間のシステム的に仕方ないと言われています😔

ですから、停滞期が訪れても「当たり前のこと」と考えましょう。

そして焦らず今まで通りに糖質制限などを続けていく。これが一番だと思います😊

— はると｜3ヵ月で-10kg【食べ痩せ】 (@shiru2_toshitsu) February 27, 2021

体重が減らないときに見直したいポイント

停滞期かな？と思ったときは、体の仕組みを知って安心するだけでなく、今の生活や取り組みを少しだけ振り返ってみることも大切です。

ほんのちょっとしたズレが、結果に影響を与えていることもあります。

ここでは、体重が減らないときに見直した方が良いポイントを整理しました。

カロリーを減らしすぎていないか？

食事の量を極端に少なくしていませんか？

一見食事は減らせば減らすほどダイエット効果がありそうですが、必要なエネルギーが足りない状態が続くと、体が危機を感じて代謝を下げてしまうことがあります。

炭水化物を抜きすぎたり、脂質を一切とらなかったりするのも、ホルモンバランスを乱す原因になります。

食べる量だけでなく、栄養の質にも目を向けることが大切です。

同じ運動ばかり繰り返していないか？

運動しているのに体が変わらない…。

そんなときは、いつも同じ動きばかりしていないかをチェックしてみましょう。

体は慣れるのが早く、同じ運動を続けていると、エネルギー消費が少なくなっていくことがあります。

たとえば、ウォーキングが日課なら、週に1〜2回は軽く筋トレを取り入れてみるなど、動きに変化をつけることで刺激が増え、停滞を打破しやすくなります。

睡眠やストレスの状態はどう？

意外と見落としがちなのが、睡眠と心の状態です。

眠りが浅かったり、ストレスを抱えていたりすると、ホルモンのバランスが崩れ、脂肪をためこみやすくなる体の状態になってしまうことも。

寝不足の日が続いていないか、最近気分が落ち込みがちではないか、一度立ち止まって振り返ってみましょう。

リズムを整えるだけでも、体重に変化が出てくることがあります。

停滞期を乗り越えるためのゆるっと習慣3選

体重が減らなくなると、つい「もっと頑張らなきゃ」と自分にプレッシャーをかけてしまいがちですよね。

でも実は、停滞期にこそ大切なのは、少し力を抜いて体を整えること。

最後に、停滞期をゆるく乗り越えるために知っておくと役立つ習慣をご紹介します。

あえて食べる「チートデー」を設けてみる

ずっと食事制限を続けていると、体が慣れてしまい、代謝が落ちてしまうことがあります。

そんなときに効果的なのが、あえて少し多めに食べる「チートデイ」を設けること。

しっかりエネルギーを入れることで、栄養は足りていると体が安心し、再び脂肪を燃やしやすい状態に戻ることもあります。

週に1回、好きなメニューを楽しむ日をつくるだけで、チートデーと兼ねて心もリフレッシュできます。

運動の内容に変化をつける

運動は続けることが大切ですが、同じメニューが続くと体もマンネリ気味に。

そこでおすすめなのが、普段とは違う動きを取り入れて、体に新しい刺激を与えることです。

楽しいと思える動きなら、ストレスもたまりにくくなって一石二鳥です！

体重以外の変化にも目を向けてみる

数字が動かないと「効果がない」と思ってしまいますが、見た目や体の軽さ、洋服のサイズ感など、変化は他のところにも表れているはず。

そんな小さな変化を見逃さないことが、モチベーションを保つポイントです。

無理に急いで変えようとしなくても、自分の体を信じて、続けることが何よりの痩せへの近道ということなのです。

体重が減らなくなった時に知っておくべきことまとめ

最後に本記事の内容をおさらいしておきましょう。