セルライトと肉割れは別物！3つの違いに分けて特徴を徹底解説

身体に突如出現し、女性の悩みの種となる「セルライト」や「肉割れ」。

厄介者であることに変わりはありませんが、それぞれの違いや見分け方を正しく知っているという方は多くありません。

	セルライト	肉割れ
見た目	ボコボコとしている	裂け目のような跡になっている
原因	肥満・むくみがメイン	急激な体型変化
手軽な改善方法	痩身エステに通う	丁寧に保湿する

セルライトと肉割れの違い①見た目

まず、セルライトと肉割れは見た目に大きな違いがあります。

見た目の各特徴をチェックしていきましょう。

セルライトの見た目の特徴

セルライトの見た目の特徴は、以下の通りです。

脂肪をつかむと凹凸が浮き上がる

セルライトは、ぱっと見で見えなくても皮膚の下に隠れていることがあります。

この場合、気になる部位の脂肪をつかむと皮膚の下から細かな塊の凸凹が浮かび上がってきます。

オレンジの皮のように皮膚表面がボコボコしている

つままないと見えない皮膚下のセルライトも、さらに肥大化すると通常状態でも皮膚の上からでも見えるようになってきます。

見た目がオレンジの皮のように見えることから、この状態を「オレンジピールスキン」と呼びます。

肉割れの見た目の特徴

肉割れはセルライトとはまた異なる見た目をしています。

「似たようなもの」と思っている方も多いようですが、実際の見た目を知っておけば違いがよくわかるはず。

肉割れの見た目の特徴は、以下の通りです。

肌表面にひび割れのような跡ができる

肉割れは、肌の表面にひび割れのようなゆがんだ白い線が出現します。

それも、1本や2本ではなく何本もの線が集合する形となっているのが特徴です。

体質によっては、真っ白ではなく若干灰色味がかった線になることもあります。

肉割れのでき始めはみみずばれのように赤い

白い線の集合体が一般的な肉割れの症状ですが、実は肉割れのでき始めは少々見た目が異なります。

詳しくは後述しますが、肉割れは皮膚が引っ張られ真皮層が断裂することにより起こります。

よって、でき始めやできたての肉割れは赤や赤紫色の見た目をしているのです。

セルライトと肉割れの違い②できる原因

セルライトと肉割れはどちらも皮膚表面に現れる症状ですが、見た目も違えばできる原因も異なります。

ここからは、セルライトと肉割れができる原因について解説していきます。

セルライトができる主な原因

まずは、セルライトができる主な原因から見ていきましょう。

肥満

セルライトができる大きな原因が、肥大化した脂肪細胞。

肥大化した脂肪細胞に体内の老廃物が結びついて凝り固まることで、セルライトが出現します。

脂肪細胞の肥大化は肥満によって引き起こされるため、肥満とセルライトはほぼイコールになるのです。

肥満が原因でできるセルライトは、肥満型セルライトと呼ばれます。

むくみ

多くの女性が抱える悩みのひとつでもあるむくみも、セルライトのひとつの原因です。

むくみが原因のセルライトは、老廃物や余分な水分と結びついた脂肪細胞が血流をさまたげることによりできるもの。

脂肪型セルライトよりもボコボコ感が強く目立ちます。

むくみが原因のセルライトは、むくみ型セルライトと呼ばれます。

遺伝や体質・加齢によるもの

肥満やむくみといったセルライトの要因がなかったとしても、遺伝や体質、加齢によってセルライトができてしまうこともあります。

これを加味すると、セルライトは誰にでもできる可能性があるもの、と言えるでしょう。

肉割れができる主な原因

続いては、肉割れができる主な原因について見ていきましょう。

肉割れができる原因は、セルライトができる原因とは大きく異なります！

急に太った

肉割れが最もできやすいのが、急激に太ったタイミングです。

肉割れは、皮膚が身体の膨張についていくことができずに真皮層が断裂した裂け目。

急速に身体が太ると一気に皮膚に負担がかかり、その負担が肉割れとなって表れるのです。

急に太った場合の肉割れは、脂肪がつきやすく肌に伸縮性の少ないお腹やお尻、太ももやひざの裏に現れやすい傾向があります。

ハードな筋トレ

太って身体が膨張した場合と同様ハードな筋トレで筋肉が膨張した場合も、皮膚に負担がかかり肉割れになることがあります。

この場合は、筋肉が付きやすい部位や大きな筋肉がある部位に注意が必要。

二の腕や太もも周辺は特に、筋肉がつくことによる肉割れのリスクが高いです。

成長に伴うもの

体重増加とも筋トレとも別の理由としては、身体の成長に伴う肉割れがあげられます。

思春期など、男女ともに急激に身長が伸びる時期、身体の発達についていけなかった皮膚が肉割れを起こしてしまうのです。

こちらのパターンでは、身長が伸びる際に影響を受けやすい、太ももの内側や脚の付け根、膝周辺に肉割れができやすい傾向があります。

別に急激に体型が変わったわけでもないのに
昔から足の付け根辺りに肉割れあったんだけど
成長期でも肉割れ起こすのね pic.twitter.com/indDbJCY9y

— しおん🐶⚠️ (@Shi_Y40) October 30, 2019

セルライトと肉割れの違い③改善方法

セルライトと肉割れはできる原因が違うことから、改善方法も当然異なります。

自分の身体の悩みに合わせた改善方法を実践していきましょう。

セルライトの改善方法

まずは、セルライトの改善方法から紹介していきます。

食事や運動など生活習慣を見直す

セルライトの大きな要因の一つに肥満があるという話をしましたが、肥満を防ぐためには食事や運動といった生活習慣を見直すことが最も重要です。

セルライトの改善には、原因にアプローチした努力が必須！

出来てしまったセルライトを増やさない・大きくしないためには脂肪細胞を今以上に肥大化させないことが重要です。

よって、まずは食事制限や運動といった生活習慣の見直しで肥満を改善していく必要があります。

マッサージする

脂肪細胞と老廃物が結びつくことによりセルライトは大きくなるため、老廃物が体内で滞らぬよう代謝や血流を上げることも重要です。

そのための手軽な手段が、マッサージです。

セルライトができやすいとされる部位を中心に日々マッサージをして、老廃物が滞らないようしっかりとケアしましょう。

美容医療の力を借りる

美容クリニックにて施術を受けることで、セルライトを改善することも可能です。

例えば、脂肪そのものを減らす脂肪吸引や、脂肪細胞を溶かすとされる脂肪溶解注射の施術を受ければ間接的にセルライト除去につながります。

ただし美容医療による施術はダウンタイムを要したり、高額な料金が必要だったり…と効果なりのデメリットもあるためそう気軽に受けられるものではありません。

痩身エステに通う

セルライトを改善するには、痩身エステに通うのがもっともおすすめな方法です。

美容医療とは違い施術によるダウンタイムはありませんし、1回あたりの相場料金も1万円前後とお手頃。

さらに、自分自身で運動やマッサージで努力するよりも、以下の点で効果を感じやすいという利点があります。

肉割れの改善方法

続いては、肉割れの改善方法についてご紹介します。

とにかく保湿する

肉割れが起こった部位は皮膚が断裂するダメージを受けているため、非常に乾燥しやすくハリを保ちにくい状況となっています。

このままの状態で放置するのは、さらに肉割れを悪化・目立たせる原因になりかねません。

そこで重要となるのが保湿。

肉割れしそうな部位やすでにしてしまった部位、どちらであっても丁寧に保湿ケアをすることで症状を和らげることができます。

肉割れは皮膚のダメージなので、保湿の際はなるべく強い刺激を与えず、優しく丁寧に行うようにしましょう。

美容医療の力を借りる

正確に言うと、一度できてしまった肉割れは完全に元に戻すことはできません。

丁寧な保湿である程度目立たないように持って行くことはできても、線自体は残ってしまいます。

この線も目立たなくするとなると、美容医療の力を借りる以外の方法はありません。

なお、レーザー等で皮膚のコラーゲンを活性化させることで肉割れは目立たなくなりますが、その後の体系の変化によっては再発する可能性もあります。

セルライトと肉割れの違いまとめ

今回は、セルライトと肉割れの違いについて「見た目」「原因」「改善方法」に分け、詳しく解説しました。

最後に、本記事の内容をおさらいしましょう。

解説したポイントを簡潔にまとめると、以下のとおりです。