エステでおなじみ赤色LEDの効果とは？特徴や副作用など徹底解説！

エステサロンや美容クリニックでよく使用される赤色LEDの効果が気になる方も多いのではないでしょうか？

そこで今回は赤色LEDについて、効果と特徴、副作用などをわかりやすくまとめました。

赤色LEDの効果

LEDとは？

LEDとは、「Light Emitting Diode（発光ダイオード）」のことをさします。

一般的に照明器具やイルミネーションなどに使用されており、家庭用のLEDライトでもおなじみ。

最近は、LEDを照射する美顔器も多く販売されています。

LEDの特徴

LEDの特徴は、以下のとおりです。

LEDからは紫外線が発せられないため人体に悪影響を及ぼさず、使用中熱くなることもありません。

このような特徴からエステの美肌施術や美容クリニックの美肌治療などにも適しているといえます。

LED光線の仕組み

LED光線は、熱を光に変換する発光原理とは異なり、電気を直接光に変える仕組みで発光させています。

LEDの光の仕組みについて下記のYouTubeでわかりやすく説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。

LEDは、LEDチップに使われる化合物の種類によって光線の色が異なります。

使われる化合物によって放出される光の波長が異なり、色の違いとして現れるのです。

LED光線の色の種類と効果一覧

LED光線の色の種類と効果の一覧は次のとおりです。

LED光線	波長	効果
赤色LED	610〜750 nm	シワ・たるみ改善 血行促進 ハリを出す くすみ・クマの改善 ニキビ・ニキビ跡・色素沈着の改善
青色LED	450nm前後	殺菌作用（ニキビ改善） 炎症の鎮静化 顔の赤みを抑える
ピンク色（赤色と青色のミックス）	–	シミ・ニキビ改善 色素沈着を防ぐ シワ・たるみ改善
緑色LED	520nm前後	肌の新陳代謝を高める シミ改善
黄色LED	580nm前後	肌のターンオーバー促進 むくみ・たるみ・シワ改善

赤色LEDの特徴

赤色LEDの特徴は、次のとおりです。

赤色LEDは、LED光線の中で最も波長が長く、皮膚に照射すると深層部の真皮にまで到達します。

真皮にはコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを生成する線維芽細胞があり、活性化することが可能。

それによりさまざまなアンチエイジング効果が期待できるため、エステや美容医療で最もよく使用されています。

赤色LEDの効果

赤色LEDには、以下の6つの効果が期待できます。

肌の弾力をアップさせる効果

赤色LEDには、肌の弾力をアップさせる効果もあります。

赤色LEDが皮膚の深層部の真皮にある線維芽細胞を活性化させることで、エラスチンの生成が促進。

それにより、肌に弾力が生まれます。

小ジワ・たるみ毛穴を改善する効果

赤色LEDには、肌のきめを整え小ジワを改善する効果があります。

赤色LEDによって線維芽細胞が活性化されることで、コラーゲンやヒアルロン酸の生成が促進。

それにより、コジワやたるみ毛穴を改善できます。

肌のトーンアップ効果

赤色LEDには、肌のトーンアップ効果もあります。

赤色LEDによって線維芽細胞が活性化されることで、血行が促進。

血行が良くなることで、肌のトーンアップが期待できます。

肌のくすみやクマを改善する効果

赤色LEDは、肌のくすみやクマを改善する効果も期待できます。

赤色LEDには血行促進効果があるので血流が改善されるため、くすみやクマの改善にも効果的です。

ニキビやニキビ跡・シミの色素沈着を抑える効果

赤色LEDはに、ニキビやニキビ跡・シミの色素沈着を抑える効果もあります。

赤色LEDが細胞のミトコンドリアに作用して、細胞を活性化。

それにより、ニキビの赤みやニキビ跡・シミの色素沈着を抑えることが可能です。

ターンオーバーを活性化させる効果

赤色LEDには、ターンオーバーを活性化させる効果もあります。

赤色LEDは、ミトコンドリアに作用して細胞を活性化させるため、肌の再生が促進。

それにより、ターンオーバーが活性化します。

赤色LEDに副作用はある？

赤色LEDを使用する場合の副作用は、どんな場面で使用するかによって異なります。

赤色LEDでの美肌ケアは、大きく分けて次の2つのパターンがあります。

それぞれの副作用について解説していきます。

エステや美容クリニックの施術や治療で使用する場合の副作用

エステや美容クリニックの施術や治療で赤色LEDを肌に照射した場合の副作用は、ほぼありません。

肌への刺激が少ない光なので、痛みやダウンタイムがほとんどなく、何度でも気軽に施術や治療が受けられます。

赤色LEDは、エステの施術でも美容クリニックの治療でも受けることができます。

上記のように、エステサロンと美容クリニックでは同じ赤色LEDでも使用する目的が異なるので、自分の目的に合わせて選びましょう。

エステサロンと美容クリニックの違いについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

赤色LEDの美顔器を購入して自分でケアする

赤色LEDの美顔器を購入して自分でケアする場合は、以下のことに注意が必要です。

有害な物質を含まない光線といわれる赤色LEDですが、直視すると目に刺激を与えてしまいます。

目の周りに当てる場合は、目をつむるなどして直接赤色LEDが目に入るのを防ぎましょう。

また、赤色LEDの美顔器を購入する際は、選び方も重要。

もともとLEDを照射する発光装置は、そのままでは人体に有害な電磁波や赤外線を放出してしまうという側面があります。

高品質の美顔器であれば、人体に有害な電磁波などは複数の吸収層を通して吸収し、有効な波長のみを出力するように作られています。

よって、長時間使用しても刺激や副作用が少ない安全性の高い美顔器を選ぶことが大切。

どれを選べばよいかわからない場合は、美容クリニックやエステ、皮膚科などで相談するのがおすすめです。

エステでおなじみ赤色LEDの効果まとめ

最後に本記事のおさらいをしましょう。

解説したポイントを簡潔にまとめると以下のようになります。