セルライトに効果が期待できる漢方薬4選！正しい活用方法も解説

女性のボディラインの悩みであるセルライト。

もし飲むだけでセルライト解消に効果が期待できる漢方薬があるなら、知りたいですよね。

漢方の効果には個人差があり、体質によって向かないものもあるため服用の際は一度医師に相談することをおすすめします。

セルライトに効果が期待できる漢方薬4選

漢方名	防已黄耆湯 （ぼういおうぎとう）	加味逍遙散 （かみしょうようさん）	当帰四逆加吳茱萸生姜 （とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう）	十全大補湯 （じゅうぜんたいほとう）
効能	体の冷え改善  むくみ改善	血行促進  新陳代謝アップ	体の冷え改善  血行不良改善	消化促進  利尿作用
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セルライトに効果が期待できる漢方薬4選

それではさっそくですが、セルライトに効果が期待できる漢方薬を4つご紹介します。

防已黄耆湯（ぼういおうぎとう）

防已黄耆湯は、体の冷えやむくみを改善する効果が期待できる漢方薬です。

主成分は「防風（ぼうふう）」と「黄耆（おうぎ）」。

防風は風邪の症状を緩和する作用、黄耆は免疫力を高める効果もあり、この漢方薬は中国の古代から体調を整えるために幅広く使われてきました。

防已黄耆湯は女性の体の冷えやむくみに対して効果的で、セルライトの改善にも役立つとされています。

加味逍遙散（かみしょうようさん）

加味逍遙散は、主にストレスやイライラによる体調不良を改善する効果があるとされる漢方薬です。

主成分は「ボタン」と「シャクヤク」で、ボタンは抗酸化作用、シャクヤクは鎮痛作用や抗炎症作用があります。

この漢方薬は体のバランスを整えるために使われ、特に女性特有の体調不良によく効くとされていますよ。

加味逍遙散は血行を促進し新陳代謝を上げる効果もあり、むくみの解消・セルライトの改善にも効果が期待できます。

当帰四逆加吳茱萸生姜（とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう）

当帰四逆加吳茱萸生姜は、体の冷えや血行不良を改善する効果が期待できる漢方薬です。

主成分は「当帰（とうき）」、「吳茱萸（ごしゅゆとう）」、「生姜」。

特に冷え性や手足の冷え、全身のだるさなどの症状に対して効果的な漢方です。

体の末端まで血液をしっかりと巡らせることで新陳代謝を高め、むくみやセルライトの改善にも役立ちます。

十全大補湯（じゅうぜんたいほとう）

十全大補湯は、全身の疲れを取り除き、体力を回復させる効果が期待できる漢方薬です。

主成分は「人参」と「甘草」。

また、他の成分としては「白朮（びゃくじゅつ）」や「茯苓（ぶくりょう）」が含まれており、それぞれ消化促進や利尿作用があります。

体内の老廃物を排出し、新陳代謝を活性化させる効果も期待できるため、むくみやセルライトの改善にも役立つとされています。

セルライト改善のために漢方の服用と併せて行うべきこと

漢方薬はセルライト改善のための1つの方法に過ぎません。

漢方薬を飲み続けたからと言って、その作用だけでセルライトがきれいになるということは残念ながらあり得ません。

セルライトをしっかり改善していくためには、漢方の服用と併せて行うべきことがあります。

下記で具体的に解説していきます。

運動

セルライトは皮下脂肪に老廃物が絡みつき固まってできるため、セルライトの元となる脂肪の燃焼が促進される運動をすることで改善効果が見込めます。

具体的には有酸素運動と筋トレがおすすめです。

有酸素運動は脂肪をエネルギー源として使用し、筋トレは筋肉をつけることで基礎代謝を上げ、脂肪燃焼効果を高めます。

日常生活の中でも、階段の昇り降りや、駅までの歩き方を速歩にする、座り仕事の合間に立ってストレッチするなどの簡単な動きで運動を取り入れられます。

代謝を上げる漢方と運動の組み合わせは非常に良いです。
効率の良いセルライト改善のため、体を動かす習慣を身につけましょう！

食生活の改善

セルライトは皮下脂肪の過剰な蓄積と老廃物の排出不良が原因となっています。

よって脂肪を増やす食事を控え、老廃物の排出を促進する食事を摂ることでセルライトの改善が期待できます。

• ビタミンCを多く含む果物
  →コラーゲンの生成を促進し皮膚の弾力を保つ
• 食物繊維豊富な野菜
  →便通を改善し、老廃物の排出を促す
• 良質なたんぱく質
  →筋肉の生成を助け脂肪燃焼を促進する
• オメガ3脂肪酸
  →血液の流れを良くし新陳代謝を高める
• アンチエイジング効果のある食品
  →抗酸化作用があり、血行を促進する

漢方薬に頼り切るわけでなく、普段の食事から良質な栄養素を取り入れることがセルライト改善に役立ちます。
食生活を整えたうえで、＋αとして漢方を活用しましょう。

3. マッサージ

マッサージで筋肉やリンパを刺激することで血行を促進し、老廃物の排出を助けるとセルライトの改善に効果を発揮しす。

セルライトが気になる部位別に、効果的なマッサージ方法を紹介します。

• 太もも：足を伸ばした状態で、手のひらを使って太もも全体を下から上に向かってマッサージします。
  また、指でつまむようにしてセルライトをほぐすことも効果的です。
  
• ふくらはぎ：足首からふくらはぎの真ん中部分まで、手のひらで両側から中心に向かってマッサージします。
  その後、ふくらはぎ全体を親指で圧をかけながら揉みほぐします。
  
• お尻：両手を使って、お尻全体を内側から外側に向かってマッサージします。
  力を入れすぎないように注意し、肌を引っ張りすぎない程度に行います。

なお、マッサージの際は肌への摩擦・負担を最小限にするためにもマッサージクリームやジェルを使用してください。

セルライト改善を含め漢方の服用ができない人の特徴

漢方薬は自然の成分から作られているため、一般的には副作用が少ないとされています。

しかし、全ての人が漢方薬を服用できるわけではありません。

次のような特徴を持つ方は、服用前に医師と相談することをおすすめします。

妊娠中や授乳中の女性

妊娠中や授乳中の女性は、自身だけでなく赤ちゃんの健康も考慮しなければなりません。

薬を服用する際に身長にならなければならないというのは知られていますが、実は漢方薬も例外ではないのです。

植物・動物由来の漢方でも、一部には胎児に悪影響を及ぼす可能性のある成分を含むものもあります。

医師との相談を経て、適切な漢方薬の選択や、服用量、服用方法を確認することが重要です。

アレルギーを持つ人

アレルギーを持つ方は、漢方薬の成分に対し過敏な反応を示すことがあります。

また、漢方薬は多種多様な草木の成分を含んでいるため、これらに対する未知のアレルギー反応を引き起こす可能性もあります。

アレルギー体質の方は、漢方薬を服用する前に必ず医師と相談しましょう。

特に、既に何らかの食物アレルギーを持っている方は注意が必要です。

薬を常用している人

既に何らかの薬を常用している方が漢方薬を服用する際には、薬物間の相互作用を考慮しなければなりません。

一部の漢方薬は、他の薬と一緒に摂取するとその効果を増減させる可能性があるためです。

自己判断は危険なため、医師による判断と指導が必要となります。

セルライトに効果が期待できる漢方薬まとめ

最後に、本記事の内容をおさらいしましょう。

解説したポイントを簡潔にまとめると、以下のとおりです。