セルライトローラーであざができる2つの原因！正しい使い方と内出血の対処法

セルライトのセルフケア用品として人気のセルライトローラー。

しかし、使用方法を間違えるとあざだらけになってしまうことがあります。

正しいセルライトローラーの使い方

セルライトローラーであざができる原因とは？

セルライトローラーを使うとあざができてしまうという方は、まずその原因から確認していきましょう。

それぞれ詳しく紹介していきます。

力を入れすぎている

セルライトローラーであざができる最も一般的な原因は、力の入れすぎです。

痛ければ痛いほど効果が出ると思っている方もいるようですが、それは間違いです。

セルライトローラーの目的は、血液やリンパの流れを促しつつセルライトをほぐすこと。

これは痛みを感じるレベルでなくても、軽くセルライトローラーを当てることの積み重ねで十分に得られる効果です。

セルライトローラーに力を入れすぎると、痛いだけにとどまらず皮膚下の血管が破れてしまい、血液が周囲の組織に漏れ出し、内出血が起こります。

セルライトローラーを行う際の力の入れ具合は「気持ちいい」もしくは「ちょっとだけ痛いけど気持ちいい」と感じるくらいにとどめましょう。

使用頻度が高すぎる

セルライトローラーの使用頻度もあざの原因となります。

一日に何度もセルライトローラーを使用すると、皮膚と筋肉に過剰に刺激を与えることになります。

刺激の加わる頻度が高いことで皮膚・筋肉が適切に回復する時間が足りなくなり、内出血を引き起こしやすくなってしまうのです。

セルライトローラーはたくさん使用するほど効果が出るということではないので注意してください。

セルライトローラーの使用頻度はセルライトケア目的なら1日1~2回、筋膜リリース目的なら週3回程度で良いとされています。

セルライトローラーを正しく使っているのにあざができやすい人の特徴

セルライトローラーであざができる原因についてご紹介しましたが、中には「強さも頻度も正しく使用しているのにあざができる」という方もいらっしゃると思います。

その原因は、そもそもあざができやすい体質の可能性があります。

ここからは、あざができやすい人の特徴を簡単に紹介していきます。

皮膚が薄い人

皮膚が薄い人は、皮膚下の血管が比較的表面に近いため、ローラーの圧力で破れやすい状態です。

皮膚が薄いと軽い力でセルライトローラーをしたとしても、あざができてしまうことがあります。

顔や首周り、内ももなどの皮膚は身体の中でも特に薄いため、セルライトローラーによる刺激には十分注意しましょう。

血液の凝固能力が低い人

血液の凝固能力が低い人も、あざができやすい傾向があります。

血液が通常よりも早く固まらないため、血管が破れたときに止血しにくいからです。

血液が止まらないと内出血が起きやすく、しかもできたあざが消えるまでに時間がかかります。

特に、血栓予防の薬を服用している人や、一部の疾患で血液の凝固能力が低下している人は注意が必要です。

あざを作らないセルライトローラーの使い方

セルライトローラーは正しく使うことで、ある程度あざを予防できます。

あざを作らないセルライトローラーの使用方法について見ていきましょう。

適度な力加減で使用する

セルライトローラーであざを作らないために最も重要なのは、適度な力加減です。

何度も言いますが、痛い＝効いているというわけではありません。

痛みを感じないレベルでも、日々積み重ねてケアすることでセルライト対策の効果は表れます。

使用頻度の調整をする

セルライトローラーの使用頻度の調整も、あざを作らないためには重要です。

一度に長時間、または一日に何度も使用するのではなく、1日に1～2回程度に抑えて、筋肉への負荷を適度に保つようにしましょう。

特に、初めて使用する人や、皮膚が敏感な人は、最初は1日1回から始めると良いでしょう。
なお、適切な使用時間は1つの部位に1分半~2分程度です。

使用部位にクリームやジェルを塗る

セルライトローラーを使用する部位は、事前にクリームやジェルを塗ると良いです。

皮膚の表面を直接摩擦するのを軽減し、あざができるリスクを多少下げることが可能です。

ちなみに、皮膚の直接的な摩擦はあざ以外に将来的な色素沈着やシミの原因になります。
これを防ぐためにも、セルライトローラーの使用時はクリームやジェルを使うことをおすすめします。

使用後は使用部位のケアを行う

セルライトローラーを使用した後のケアも重要です。

セルライトローラーを使った後は軽いストレッチやマッサージを行い、筋肉と血流のリカバリーを助けましょう。

毎回ローラーを当てた部位に触れることで、効果がどれだけ出ているかもチェックすることができます。

豆知識：あざ予防にはビタミンKとビタミンC！？

セルライトローラーなどのちょっとした刺激でもあざができてしまう方は、ビタミンの作用で体質を改善できる可能性があります。

服薬の影響や持病の影響以外であざができやすい方は、ビタミンK・ビタミンCが不足しているかもしれません。

上記の食材を食生活に取り入れ、あざのできにくい身体を目指しましょう。

セルライトローラーであざができてしまった時の対処法

最後に、セルライトローラーであざができてしまった時の対処法をご紹介します。

すでにあざができてしまい、早く治してしまいたいという方はぜひ参考にしてください。

冷却する

あざができてしまったら、まずはその部位を冷却することが大切です。

冷やすことで血管が収縮し、内出血を抑えることができます。

また、アイシングは内出血を抑えるだけでなく、腫れや痛みを軽減する効果があります。

保冷剤や氷をタオルなどでくるんで使用しましょう。

冷却があざを治す効果を持つのは、患部がダメージを受けた直後です。
時間がたってしまうと冷却をしても意味がありません。

温める

冷却はあざができた直後に有効ですが、できてから時間のたったあざについては温めるのが有効です。

内出血によって溜まった血を、患部を温めて血液循環を良くすることで散らしていくのです。

湯船につかったり、カイロで温めたりするとあざの完治がスムーズになります。

よく間違える方がいるのですが、あざができた直後に患部を温めてしまうと内出血を加速させるため注意してください。

セルライトローラーを一旦ストップする

あざができてしまった部位に無理にセルライトローラーを使い続けると、症状を悪化させます。

あざが治るまでは、変色した部位にはセルライトローラーを当てるのはやめましょう。

長引くあざは医師の診察を受ける

あざが長期間治らない、あるいは痛みや腫れがひどい場合は、医療機関を受診しましょう。

内出血が深部に及んでいる場合や、なにか他の問題があるかもしれません。

セルライトローラーが原因の内出血は、早い人で2～3日、遅い人でも3週間~1か月で完治します。

それ以上の長引くあざは、一度病院に行って医師の診察を受けましょう。

セルライトローラーによるあざは外傷によるものなので、整形外科の受診が理想です。

セルライトローラーのあざ予防まとめ

最後に、本記事の内容をおさらいしましょう。

解説したポイントを簡潔にまとめると、以下のとおりです。