エステサロンのハイフと医療ハイフって何が違うんだろう?
エステ用のハイフの方が安いけど、効果はある?
ぶっちゃけおすすめはどっち?
リフトアップ効果を得られる施術として有名なハイフですが、「エステ用ハイフ」と「医療用ハイフ」の2種類が存在します。
エステハイフのほうが安く施術を受けられるので、エステハイフをやってみたいという方も多いはず。
しかし本当に効果があるのかどうかなど、気になる部分があるのではないでしょうか。
今回は、エステハイフと医療ハイフの違いや、料金の安いエステハイフでも効果を実感できるのかなどを中心に解説していきたいと思います!
ハイフに関する基礎知識
エステハイフと医療ハイフについて解説する前に、そもそも、ハイフとはどのようなものなのか簡単に解説します。
ハイフが一体何なのか、仕組みと効果について見ていきましょう。
ハイフの仕組み
ハイフは「HIFU」と表記するのが一般的で、正式名称はHigh Intensity Focused Ultrasoundと言います。
日本語で表記した場合、高密度焦点式高音波とも呼ばれていますよ。
ハイフは皮膚の内部にある皮膚深層~筋膜に超音波を照射します。
超音波が照射された部分は熱によって損傷を起こします。
この熱損傷を身体が自己治癒させる過程で、人間の身体はコラーゲンとエラスチンを生成します。
ハイフって、超音波によるダメージを身体が治す仕組みを応用したものだったんだね…!
その通り!
具体的にハイフによってどのような効果が出るかは、次で詳しく紹介していきます。
ハイフの効果
ハイフの効果は、主に下記の3つです。
- リフトアップ
- 肌質の改善
- 肌の弾力アップ
熱損傷が治る過程で生成されるコラーゲンとエラスチンによって、これらの効果を得られるわけですね。
ハイフは加齢によるシワや皮膚のたるみ、フェイスラインのたるみなど照射した部位全体に効果が期待できます。
また、表面の皮膚だけでなく顔の土台から引き上げられるため、小顔効果も発揮します。
ハイフが開発されるまでは、リフトアップを求めるなら、メスを使い内部から糸等で顔のたるみを直接引き上げ固定する施術が一般的でした。
しかしメスを使う治療は傷が残ったり、麻酔の使用や長いダウンタイムが必要だったりするため気軽にできるものではありません。
ハイフは手術とは異なり、顔を切る必要がなくさらに大きなダウンタイムもないので、比較的敷居の低い施術として、高い人気を集めているのです。
ハイフの効果が表れるまでの期間について
ハイフは、すぐに効果が現れることもあれば、施術後しばらく経ってから効果が現れることもあり人によって効果が出るタイミングが異なります。
- 施術後すぐに効果を感じられる人
- 施術後のむくみが引いてから効果を感じられる人
- 1ヶ月ほど経ってから効果を感じられる人
このように、さまざまなパターンがあります。
多くの場合は、3~4日後にハイフの効果を感じられますがサロン・クリニックによっても異なるので、カウンセリング時に尋ねてみるとよいでしょう。
「エステハイフは効果なし・医療ハイフは効果あり」の真偽
ハイフは大きく分けて2つの種類があります。
- エステサロンで行うエステハイフ
- 医療機関で行う医療ハイフ
そして、下記のように認識している方は意外に多いです。
「ハイフをするなら医療!」
「エステのハイフは効果がない」
正直わたしもそう思っていたけど違うの…?
結論を言うと、エステ用ハイフに効果がないわけではありません。
しかしエステハイフと医療ハイフが全く同じものではないというのも事実。
では、エステ用ハイフと医療用ハイフの何が違うのか、次の項目で詳しく見ていきましょう。
エステのハイフと医療のハイフの4つの違い
エステ用ハイフと医療用ハイフの違いは、主に下記の4つです。
- 出力
- 効果期間
- 料金
- リスク
それぞれ解説していきます。
出力の違い
エステ用ハイフと医療用ハイフでは使用する機器が異なります。
医療ハイフで使われる機器は肌の奥までしっかりとエネルギーが届くように作られているのに対し、エステハイフで使われる機器は出力が低いのが特徴。
そのため、医療ハイフに比べると、エステハイフの方が効果が穏やかになる傾向にあります。
医療資格のない人が扱える超音波の出力は決まっているので、エステサロンで使える機器の出力には限界があるんですよね。
効果期間の違い
ハイフは1度施術を行うと、しばらく効果が持続します。
その持続期間が、エステ用ハイフと医療用ハイフでは異なるのです。
- エステハイフ:1~2ヶ月
- 医療ハイフ:半年~1年間
このように、医療ハイフのほうが、持続期間が長いのが特徴です。
料金の違い
一般的には、医療用ハイフのほうが、エステ用ハイフよりも高い料金に設定されています。
- エステハイフ:6,000~8,000円
- 医療ハイフ:20,000~40,000円
サロン・クリニックによって価格は多少異なりますが、このように両者の平均価格には大きな差があります。
価格と効果の継続期間をトータルして考えたら、どっちの方がお得なんだろう?
効果の継続期間は個人差があるのではっきりとしたことは言えませんが、医療ハイフの方がお得になる可能性はあります。
先ほども解説したとおり、1回の施術の効果が持続する期間は、医療用ハイフのほうが長くなっています。
たとえば1年間効果を持続させたいということであれば、下記の計算となります。
- エステハイフ…6,000円×12回=72,000円
- 医療ハイフ…20,000円×2回=40,000円
リスクの違い
ハイフは基本的にはダウンタイムのない施術です。
しかし、人によっては皮膚にほてりや火傷、乾燥などの副作用が生じることがあるため、必ずしもリスクがないとはいえません。
もしものことが起こった場合を想定すると、医師にすぐに診てもらえる医療のハイフのほうが安全性が高く安心といえます。
エステハイフと医療ハイフ、結局どっちがおすすめ?
ここまでエステ用ハイフと医療用ハイフの違いについて解説してきましたが、どちらも効果はあります。
ただ、出力・効果期間・料金・リスクの観点から違いがあるのです。
どういった目的でハイフをするかによって、エステハイフと医療ハイフどちらがおすすめかは変わります。
例えば、長期間ハイフを続けることが前提なのであれば、一回の料金が高くても最終的には医療用ハイフのほうがお得になることがあります。
「ハイフの効果がどのようなものなのか、お試しでやってみたい」「大切な用事があるから、そのときだけでもリフトアップ効果を得たい!」という場合はエステ用ハイフを選んでみてもよいでしょう。
エステハイフも医療ハイフも効果はある!ただし医療ハイフのメリットは大きい
ハイフには、エステハイフと医療ハイフがあります。
エステハイフにも効果はありますが、出力・効果期間・料金・リスクについて見てみると、やはり医療用ハイフのほうがメリットは多いと言えるでしょう。
とはいえ、1回の施術料金はエステ用ハイフのほうが安く済みます。
1度だけハイフをやってみたいということであれば、エステ用ハイフを選択してみてもよいでしょう。
エステ用ハイフと医療用ハイフ、自分にはどちらが合うのか、今回の記事を参考によく比較検討してみてくださいね。